フジドリームエアラインズの飛行機で社長が出張の巻を話してたら思い出した空の旅の楽しい悲劇話。
3年ほど前、大学時代の後輩がベトナム人男性と結婚し、現地の結婚式に出席するため友のAちゃんと共にベトナムに行ったときのことです。
『・・・なぜ乗れぬ?』
帰り便の出発時間が刻一刻と迫る、ベトナム・ホーチミンの空港搭乗口で友と二人、私は一抹の不安を抱えていました。
搭乗口に並んだまま飛行機に乗れない。。こんなことは初めてです。キャセイパシフィック航空の便で香港乗継。香港まで飛び、香港→名古屋便へ乗継時間が1時間。やばい。ギリかもしれない。ようやく開いた搭乗口から飛行機に乗り込んだはいいものの。。
『・・・なぜ動かぬ?』
定刻なのに外の荷物のコンテナ散乱してる!心の奥では何かを悟り始めました。
『帰れないかもしんない。。』
香港から飛行機乗れなかったら次の飛行機待っててくれるのかしらん、などと考えてみたり。。
私の乗った飛行機、飛びましたが出発時間もおかしければTV画面も電源入らないし!スッチーが席変えるか?と聞いてくれましたが面倒なのでガマン。このときキャセイのボールペンくれました。レアもの?と喜んでるうちにいよいよ香港へ。
これ、ホーチミンの結婚式で出たごちそう。子豚さん女の子かな。お花がついてます。南国では沖縄などと同様、豚さんはポピュラーなごちそうです。
美味しかったーあぁそれにしてもシュールマンガみたいな情景。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/b8/3bcaf6640e203441d57e643cf5362d13.jpg)
飛行機から降りると『ナゴヤー!』の声。帰れる?と係員にチケット渡すととても大きな声で
『Boarding tomorrow!(おまえの飛行機、明日アルヨ~)』
チケットは無情にもビリッ!ウソっ破かれたあ!
『と、とぅもろぉ――――――!?』
予想してたとはいえ人生初の飛行機乗り遅れ事件です。
『これぞ珍道中!』ちょっとドキドキ。ビリッ!の引き換えに手渡されたのがお宿&ミールクーポン、翌日の搭乗券、空港での朝食用の40香港$(当時のレートで約660円)のクーポン。なんで朝めしクーポン?と搭乗券見ると香港発が朝9時10分。早っ!何時に起きればいいんだよー!
と、以降誰の案内もなく宿どこ!荷物出せ!と聞きつつ進むと、あまり旅慣れない日本人の方々となんとなく7、8人の団体に。ややタイヘンだった。。『抗議する!』と言い出す人やらで。。
一緒に旅したAちゃんは旅行会社勤務ゆえ、話を聞いてた私達は諦めモード。乗継便で世界にお出かけの皆さま、こういうときは諦めるしかないです。飛行機の遅延は航空&旅行会社でも免責事項ゆえ。。
私達もあたたたって感じでしたが。その日は日曜。当時は別の会社に勤務していましたが翌日仕事だっつの!でもキャセイ便で香港が本拠地だから乗り損ね客御用達みたいな空港横のゴージャスホテル用意してくれ、翌日便は用意あるし(次の乗継便が他会社の便ならきっと保証ないです)不幸中の幸いでした。
それにしても仕事が。。会社に電話を入れると後輩が。
『あのね今香港でね、うんぬん』という私の話しぶりが、後で聞いたらウキウキしてたと笑われました。確かにウキウキしてました。その後で上司にかわるまでは。。
当時の上司『○▲□の仕事、どうする?』
私『忘れてた。。』
○▲□の仕事、明日の昼間締切。。本気で忘れてたのです。重要な月次業務。。その晩中に手順を書き、日本に着き次第FAXすることにしました。オロオロの私にその上司は
『勿体ねえなあ、100万ドルの夜景だぞ、観てくれば~』
ナイス提案でしたが、そんな余裕ないっ!香港の空港は街から離れてるし、仕事しなきゃだしで行くすべもなくて。
あまりのショックでベトナムで買ったカサかぶってみましたけど何か。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/28/0e97853620aa71bf612a73a121efdc58.jpg)
カサは帰国後色々な方にかぶって頂き、もちろん好評を得ませんでした。
せっかくの香港の夜にホテルでお仕事となってしまい『ビジネスマンみたい!』なわけもなく。。ホテルの便箋に手順を書き書き。飛行機でもらったキャセイボールペンが書きやすく大活躍したのが超皮肉でした。
そんなショックの中、救いだったのがミールクーポンで食べた中華料理がむちゃくちゃ美味しかったこと!レストランで『アナタたちコレだけどいーい?』と“乗り損ね定食”みたいなメニューを見せられタダめしを。
うぅ、美味しかったよささやかだけど香港の夜を満喫。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/d9/b3384edee06a2c5ae033031758a4958c.jpg)
翌朝の帰国便、搭乗口でのコールが
『タイペイナゴヤー!』
??タイペイってなんだよ!台北?台北か!また経由便だよ~先に知らせてー!とFAXしたい私はアセッ!結局名古屋到着は夕刻近く。FAX見つけ送ったはいいけど。。その晩、キャセイから出た遅延証明書と香港の空港でヤケクソ気味に買ったペニンシュラの超高級菓子とベトナム傘を握りしめ、会社に出向いた私でした。。
おまぬけなオチ付の旅でしたが、当時、皆笑ってくれたからいいかなと。でも大反省でした。そしてこの旅でベトナム好きになりその後今まで、長期休暇などの度に6回ほど行きました。
ただ未だに香港の100万円じゃないや100万ドルの夜景は観てません。香港生殺しの夜が悔しかったのでいつか、絶対香港に正式ステイして100万ドルの夜景これでもかというほど観ることを誓いました。
そして『とぅもろぉ――――――!?』と『タイペイナゴヤー!』は、私の心に深く焼きつく思い出のフレーズになったのでした。。めでたしめでたし。
<カマダイ>
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COZY ROOM
3年ほど前、大学時代の後輩がベトナム人男性と結婚し、現地の結婚式に出席するため友のAちゃんと共にベトナムに行ったときのことです。
『・・・なぜ乗れぬ?』
帰り便の出発時間が刻一刻と迫る、ベトナム・ホーチミンの空港搭乗口で友と二人、私は一抹の不安を抱えていました。
搭乗口に並んだまま飛行機に乗れない。。こんなことは初めてです。キャセイパシフィック航空の便で香港乗継。香港まで飛び、香港→名古屋便へ乗継時間が1時間。やばい。ギリかもしれない。ようやく開いた搭乗口から飛行機に乗り込んだはいいものの。。
『・・・なぜ動かぬ?』
定刻なのに外の荷物のコンテナ散乱してる!心の奥では何かを悟り始めました。
『帰れないかもしんない。。』
香港から飛行機乗れなかったら次の飛行機待っててくれるのかしらん、などと考えてみたり。。
私の乗った飛行機、飛びましたが出発時間もおかしければTV画面も電源入らないし!スッチーが席変えるか?と聞いてくれましたが面倒なのでガマン。このときキャセイのボールペンくれました。レアもの?と喜んでるうちにいよいよ香港へ。
これ、ホーチミンの結婚式で出たごちそう。子豚さん女の子かな。お花がついてます。南国では沖縄などと同様、豚さんはポピュラーなごちそうです。
美味しかったーあぁそれにしてもシュールマンガみたいな情景。
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飛行機から降りると『ナゴヤー!』の声。帰れる?と係員にチケット渡すととても大きな声で
『Boarding tomorrow!(おまえの飛行機、明日アルヨ~)』
チケットは無情にもビリッ!ウソっ破かれたあ!
『と、とぅもろぉ――――――!?』
予想してたとはいえ人生初の飛行機乗り遅れ事件です。
『これぞ珍道中!』ちょっとドキドキ。ビリッ!の引き換えに手渡されたのがお宿&ミールクーポン、翌日の搭乗券、空港での朝食用の40香港$(当時のレートで約660円)のクーポン。なんで朝めしクーポン?と搭乗券見ると香港発が朝9時10分。早っ!何時に起きればいいんだよー!
と、以降誰の案内もなく宿どこ!荷物出せ!と聞きつつ進むと、あまり旅慣れない日本人の方々となんとなく7、8人の団体に。ややタイヘンだった。。『抗議する!』と言い出す人やらで。。
一緒に旅したAちゃんは旅行会社勤務ゆえ、話を聞いてた私達は諦めモード。乗継便で世界にお出かけの皆さま、こういうときは諦めるしかないです。飛行機の遅延は航空&旅行会社でも免責事項ゆえ。。
私達もあたたたって感じでしたが。その日は日曜。当時は別の会社に勤務していましたが翌日仕事だっつの!でもキャセイ便で香港が本拠地だから乗り損ね客御用達みたいな空港横のゴージャスホテル用意してくれ、翌日便は用意あるし(次の乗継便が他会社の便ならきっと保証ないです)不幸中の幸いでした。
それにしても仕事が。。会社に電話を入れると後輩が。
『あのね今香港でね、うんぬん』という私の話しぶりが、後で聞いたらウキウキしてたと笑われました。確かにウキウキしてました。その後で上司にかわるまでは。。
当時の上司『○▲□の仕事、どうする?』
私『忘れてた。。』
○▲□の仕事、明日の昼間締切。。本気で忘れてたのです。重要な月次業務。。その晩中に手順を書き、日本に着き次第FAXすることにしました。オロオロの私にその上司は
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カサは帰国後色々な方にかぶって頂き、もちろん好評を得ませんでした。
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うぅ、美味しかったよささやかだけど香港の夜を満喫。。
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翌朝の帰国便、搭乗口でのコールが
『タイペイナゴヤー!』
??タイペイってなんだよ!台北?台北か!また経由便だよ~先に知らせてー!とFAXしたい私はアセッ!結局名古屋到着は夕刻近く。FAX見つけ送ったはいいけど。。その晩、キャセイから出た遅延証明書と香港の空港でヤケクソ気味に買ったペニンシュラの超高級菓子とベトナム傘を握りしめ、会社に出向いた私でした。。
おまぬけなオチ付の旅でしたが、当時、皆笑ってくれたからいいかなと。でも大反省でした。そしてこの旅でベトナム好きになりその後今まで、長期休暇などの度に6回ほど行きました。
ただ未だに香港の100万円じゃないや100万ドルの夜景は観てません。香港生殺しの夜が悔しかったのでいつか、絶対香港に正式ステイして100万ドルの夜景これでもかというほど観ることを誓いました。
そして『とぅもろぉ――――――!?』と『タイペイナゴヤー!』は、私の心に深く焼きつく思い出のフレーズになったのでした。。めでたしめでたし。
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