Bad組合の女帝きどりのKさんと、2番目のBossきどりの男Vのふるまいを見ていて、顕著だったのが、言ってることと実際の様が真逆だということです。
彼らは反権力、反権威主義、平等、対等、民主主義、自由、尊重、連帯、団結、協力といったものを思想に掲げていますが、自身は俗人以上に権力大好きで、権威をもちたくて、君臨したがり、強権的で、メンツを異常に気にし、いちいちセコイ解釈で機嫌を損ね、その場で浅ましく仕返しをし、競争し、張り合い、僻み、人の手柄を喜ばず、男尊女卑で、言うことを聞いて欲しくて、従って欲しくて、あの手この手で人を自分の思い通りにコントロールしようとし、忖度を求め、空気を読めと思っていて、タテ社会の礼儀を異常に重んじ、女あるいは男にモテることがカッコイイと思っていて、そうでないことへの劣等感あるいは遍歴自慢… 言ってることと実際のあり様が真逆でした。ノンポリのそこら辺の人の方がずっと、そういったものに囚われていないのに、彼ら自身が、彼らの闘う世の思考に根深く囚われていて、ださいと感じました。それでいてVは、人の、矛盾でもなんでもない生活者として当たり前の行為に対して、屁理屈をふりかざして「矛盾だ」と上から目線で指摘していました。非常に頭が悪いです。
「リーダー」の2人ともよく似ていて、器にないから、救いがありませんでした。
もちろん口では、立派で完璧なことを言います。お前の感じ方が間違っていて、我々は言っていることと中身は一致しているって。彼らはどこまでも口達者ですから。でも、そのふるまいは実際には真逆でした。自分のことは、全然見えなくなるのでしょうか。不思議です。彼らよりも、近所の酒飲みのおじちゃんの方がずっと、権力にこだわらないしメンツなど気にしないし、男尊女卑じゃないし、いちいちセコく張り合ったりしないのに。
ああいうタイプが一番、私は苦手です。すごくタチの悪さを感じます。観念と中身が見事に逆を行っていました。そして、彼らはそのことを絶対に認めずに、立派な観念を完璧な口調で主張します。でも明らかに口だけなんです。
特にVは、左翼ではなく右翼の方が親和性が高いのではないかと思いました。男尊女卑、権力大好き(ただし自分の手中にある権力に限る)、権威主義(ただし自分の手中にある権威に限る)、忖度を求める、空気を読めと求める、人を思い通りにコントロールしようとする、タテ社会の礼儀を重んじる、ものすごくキレやすい。どっちかと言うと、左翼ではなく右翼にいた方が、ぴったりはまると思います。なんで左翼にいるのか不思議。
私はそんな「リーダー」たちを見ていて、彼らが反権力・反権威・反ファシズムなのは、その権力が自分のものではないからであって、それを誰より欲しがっているのはお前じゃないかと思っていました。というのも、私は権力が欲しいという欲求が薄いので、彼らのそのパワーへの執着ははっきりとわかりました。ださいです。
※私は労働組合や「左翼」を否定したいのではありません。組合はこれからもどんどん力を持って拡大して行くべきだと思っています。質の悪い組合の実態を問題提起することで、質の良い組合が育ち、組織拡大(オルグ)がなされて欲しいと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます