「左翼」運動の課題

良い労働組合の組合員だった私が、低質な個人加入組合(合同労組)に
入ってしまったことで、色々と考えさせられました。

カルト信者のヒステリー

2018年08月30日 | 悪い労働組合

そのBad組合は、組合ですから、反権力、反権威主義、平等、対等、民主主義、自由、尊重、連帯、団結、協力といったものを思想に掲げていました。また日本社会に支配的な、空気を読めとか忖度とか、そういう同調圧力にもNoと唱え、カウンターをかけていました。私はこれに共感します。

ですが、そこの組織内部では、その心意気はまったく見当たりませんでした。私はそれが一番腑に落ちなかったんです。

上のような思想を掲げているのに、内部では、教祖様が絶対、権威をふるう、周囲は空気を読みまくる、忖度しまくる、それをしない人を糾弾、排除する、パワハラをする、メンツに囚われる、沽券にこだわる、張り合う、足を引っ張る、腹いせのみみっちい仕返しをする、序列意識、ポジション取りといった、俗世以上の俗世ぶりでした。なぜ反権力、反権威、反ファシズムなのに、組織内の権力や権威やファシズムには、とても従順に空気を読むのだろうって。私はそんな彼らを見て、その思想は口だけで、虚構であることを思いました。一言で、しょぼいんです。

組織内には、口だけでなくて本当にその考えのままにふるまう人がいて、教祖への絶対服従、同調をせず、異を唱えたり、おかしいことはおかしいと言っていました。すると、なによりも自分達のメンツが大事な女帝Kや、2番目のボスきどりのVからハラスメント的な報復で返ってきて、その人の考え方が間違っていて、組織は間違っていないことにされていました。まさに糾弾、吊し上げ、粛清がなされていました。もちろん彼らは持ち前の口達者で、それを全力で否定し、完璧な取り繕いの言葉をきれいに並べますが、実態とは乖離していました。  俗世的思考に誰より囚われている「左翼」活動家

 

ここで特筆したいのが、異論者叩きを行うにあたり、君臨している「リーダー」はもちろんですが、信者としての組合員の方も必死なものがあり、鬼気迫るものがあったことです。カルト信者が、脳内で無理やりにおさめているものを揺さぶられることへの激しい精神症状に見えました。心理的発作が出ているようでした。

 

Badユニオンの内情の概要 2より

・まともな感性の人は、早々に去って行き、(普通いやだと思います)残っているのは教団の支持者。そしてかれらにとって教団批判は自身の心理症状を激しく揺さぶるため、激しくこれに反応する。教団批判は、かれらの心理的な都合上、脅威となるのである。  

 

カルト信者の精神症状が、暴走して行きました。そして組合批判をした者への人格攻撃はとどまることを知りませんでした。私も、他のGood組合のありようを知っていて、このBad組合のおかしさは明らかだったので、非常に困惑し苦悩し、やがてその機会に言いました。組合をよくするためにです。私はその目的が真摯に受けとめられると期待していました。Good組合ではそうでしたから。組合とは本来そういう組織ですから。でも、Bad組合ではそのような真摯さというか心の余裕は皆無で、異論者叩きが起こりました。その激しい様は、カルト信者の発作そのものに見えました。特に、信者ぶりの激しい組合員がいて、彼女は規定の組合費の5倍を払っていました。彼女は、落ち着いた物腰であるような体裁にしていましたが、上から目線で言っているその内容は、非常にヒステリックなもので、その発言を部外の第3者に見せると、「単に感情に囚われているヒステリー」「子どものケンカ状態。感情的な人格否定」だと言っていました。例えば、真っ当な批判をしているその異論者が、精神科にかかっているからといって、急にその人を「精神障害者の方」として扱い出すのです。その組合には、なんらかの精神疾患やあるいは発達障害の診断などをもった人がうようよいて、そんな組合であることは最初から自明のことなのに(そしてそのことはなんら悪いことではありません。この日本社会には、精神疾患は溢れ返っています)、異論者に対しては急に「精神障害者の方」の病状が呈したと言って、真っ当な組合批判がその人の「精神障害」の問題にすり替えられました。これに対し、真っ当な異論者は反論し、その批判を真摯に語り直しましたが、なにを言っても、「精神障害」の問題として、上から目線の2行文で諭してくる、というハラスメントがなされていました。異論者は、きちんとした文章で説明しても、その方は2行文、3行文で諭す、という形をとっていて、そうすることで常に自分を上位に置いていました。

またそのカルト信者的な女性自身も精神科に通院している身であることを、その異論者に返されると、「私は障害者ではない」と色をなし、「私は手帳を持っていない」「彼も手帳を持っていない」などと、意味の分からない序列づけに執着していました。手帳を持っている人がガチの障害者で、手帳を持っていない彼女自身は「私は障害者ではありません」と、やっきになって主張していました。私には、そんな序列づけの発想はないし、全く意味がないものです。手帳にこだわって区別する発想に、閉口しました。自身が、手帳を持っている「障害者」をあからさまに差別していることに気づかないまま、説法を装ったハラスメントを続けていました。また、人には平気で「精神病の病状が呈している」「投薬をしなさい」(←あまりにもひどい人格否定だと思います)などとハラスメントを言うくせに、自分が「障害者」と言われたら異常に色をなす彼女を見て、そこまで、自分が言われたらイヤなのに、どうして人には平気で言うのだろうと思いました。また彼女は精神科(あるいはメンタルクリニック)に通院し、薬を処方されていました。

その説法口調で、感情の暴走はカムフラージュされていましたが、単にカルト信者のヒステリー発作が起きているだけでした。普通、人様に「投薬しなさい」などと医師でもないのに言いません。失礼にも程があるでしょう。こんな末期的にひどい組合があるもので、Good組合にいた私は、この組合の惨状はものすごいものだと感じました。異論者は、ハラスメント的な手口で攻撃されます。

 



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