ヒロログ☆ ~クリエイション・Hiroのスピリチュアルブログ~

東京品川にてスピリチュアルサロン&スクール「Creation」を主宰するHiroの徒然ブログです。

武蔵御嶽神社・奥の院登拝 & 御岳山・鍋割山縦走ハイキング

2022-01-24 08:02:31 | 聖地への旅&温泉めぐりの旅







だいぶ時間が経ってしまいましたが
昨年11月に登拝した「武蔵御嶽神社&奥の院」と
御岳山・鍋割山縦走ハイキングについて書きたいと思います☆





まず、なぜこの神社に参拝しようと思ったかというと
昨年10月にお参りした戸隠神社・奥社でひいたおみくじが発端でした。


神職の方が祝詞を上げながら引いてくださった “祈祷おみくじ” に
とても気になることが書かれていました。


「粟島の神を信心すべし」


後で調べたところ、この粟島の神とは
古事記に登場する、「少名毘古那神(すくなひこなのかみ)」
日本書紀では、「少彦名命(すくなひこなのみこと)」のことでした。
天地開闢の際に現れた別天津神・造化三神の御子で、神格の高い神様です。



少彦名命はとても体が小さく、一寸法師のルーツだと言われています。


国造りをどうすべきかと、出雲の海岸で思案していた大国主命の前に
ガガイモの実の船(天乃羅摩船/あめのかがみのふね)に乗り
蛾の羽の服を着て、突如、海の向こうからやって来たのだとか。
その後、二柱でバディを組んで日本中を回り、国の礎を築いたそうです。



日本中を旅して、農耕を伝え、医薬によって国民や家畜の病気を治し
鳥獣や昆虫の害から穀物を守る禁厭(まじない)の法を作った知恵の神様。
ユニークで賢い少彦名命のご神格は多岐に渡ります。


医薬の神・まじないの神・温泉の神
五穀豊穣の神・酒造りの神・常世の神




おみくじを引いた時は、私自身の健康への注意喚起だと思いました。


でも、昨年から新型コロナウイルスとmRNAワクチンについて
毎月頭が痛くなるほど猛烈に調べて記事を書いていたことや
中学生の頃から慣れ親しんできた漢方薬のことを思い出し
これは私自身の健康のことだけではないなと・・・


「まじないって、エネルギーワークや魔術のことでは?」
「しかも、温泉巡りも好きだし(笑)」


こんな共通点まで出てきたために、並々ならぬご縁を感じてしまい
「これは、少彦名命に会いに行かなければ!」ということで
少彦名命をお祀りする神社を調べてお参りすることにしました。




最初は、上野公園内にある「五條天神社」に参拝しました。
公園の一角にある小さな神社ながら、大変由緒ある厳かな雰囲気で
病気平癒のために祈祷を受ける方や製薬会社の方も参拝されるそうです。




少彦名命をお祀りする神社は、全国的にもそう多くありません。
次に目に留まったのが、青梅市にある「武蔵御嶽神社」でした。


標高929mの御岳山の上にあり、奥の院もある!
苔むした岩と沢のハイキングコースや滝行が行われる滝もある!
これは1日で回るのは無理だと判断し、宿坊に一泊することにしました。


調べて見ると、奥の院への登りは結構きついことが分かりました。
また、当日はこの冬一番の冷え込みが予想されていたため
登山用の防水透湿素材のウェアやトレッキングシューズを購入し
体調を気にしながら、覚悟を決めて準備を進めていきました。





当日は、JR御嶽駅からバスとケーブルカーを乗り継いで、御岳山駅へ。
御岳山駅を出てすぐの鳥居から参道がはじまり、神社まで約30分歩きます。
この参道、途中からかなりの急坂となっていて驚きました。



途中立ち寄った、武蔵御嶽神社の摂社「産安社」の「安産杉」。
産みの大樹にパワーを感じます。





参道の脇に鎮座する「神代欅(じんだいけやき)」
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に植えた 
樹齢1000年を超えると言われる大木。国指定の天然記念物です。




参道沿いには古来から続く宿坊が立ち並び、「御師集落」と呼ばれています。
御師(おし)」と呼ばれる神職の家系の方が宿を営んでいます。


昼ご飯を食べに立ち寄った「茶処・東馬場」
江戸時代から続く素晴らしい茅葺屋根は、都指定有形文化財です。





隋神門の前で坂道が終わると、今度は330段の石段が続きます。
参拝に訪れた高齢者の方々は、かなり大変そうでした。
しかし、大変な場所に建立されたことには大きな意味があるのでしょう。



武蔵御嶽神社は、崇神天皇の時代に、少彦名命と
大己貴命(おおなむじのみこと=大国主命)をお祀りしたのが起源とされ
長く関東の山岳信仰・修験道の中心となりました。


徳川家康は、武蔵御嶽神社を「江戸の西の護り」として
境内にある社殿を東向きに改築したそうです。



また、武蔵御嶽神社には、愛犬の健康祈願のために
ペットを連れて参拝される方が多くいらっしゃいます。


東征の際に道に迷った日本武尊(やまとたけるのみこと)
ニホンオオカミが助けたという言い伝えがあります。
その白狼は「大口真神(おおくちまがみ)」として御岳山に留まり
魔除け・盗難除けの神様として「おいぬ様」と呼ばれ親しまれたそうです。


秩父の三峯神社も、狼を大口真神としてお祀りしていますが
奥の院も含め、武蔵御嶽神社と雰囲気が似ているように感じました。
(現在、三峯神社ではペット連れでの参拝は出来ません)





息も絶え絶えに石段を登り続けて、やっと武蔵御嶽神社に到着。




境内には、力強い本殿をはじめとして数々のお社がありました。
この境内に、御岳山(標高929m)の頂上があります。








境内の奥にある魔除けの神様「大口真神」。厳かで秘境的な雰囲気です。




「奥の院」の遥拝所。ここから奥の院を拝むことができます。
綺麗に尖った峰の三角形を見ると、登拝の大変さが分かります。







今回は、宿坊「南山荘」に宿泊。参拝中は荷物を置かせていただきました。
女将さんには丁寧に登山コースを教えていただき、本当に助かりました。


アドバイスを受け、急な階段での事故が多い「七代の滝」は止めることに。
冬の山は日暮れが早いため、16時には戻るように言われましたが
14時過ぎにはすでに薄暗い道もあり、歩くペースを速めました。





巨大な「天狗岩」。鎖を辿って上に登れますが、今回は遠慮しました。





清流沿いの「ロックガーデン」は、歩くだけで浄化されます。
落ち葉に隠れて目立ちませんが、夏には瑞々しい緑の苔が見られます。











ロックガーデンの先にある「綾広の滝」。小さいけれどパワーが凄い!
武蔵御嶽神社のみそぎの滝行も行われている神聖な滝です。







2日目は、いよいよ「奥の院」に登拝します。朝はとても冷え込んでいました。





奥の院への入口にある鳥居と、天狗の腰掛けにピッタリな「天狗の腰掛け杉」





鳥居をくぐり、この気持ちの良い景色を撮った後は
急登がしんどくて、写真を撮る余裕がしばらくありませんでした。
残念ながら、木の根や岩の道を撮ることをすっかり忘れていました(泣)






登山に慣れたハイカーの方達に、どんどん追い越されていきます。
この先に続く大岳山へと縦走する方にとっては、奥の院は通過点なので
颯爽と凄いスピードで歩いていきます。健脚が羨ましい~




奥の院が近くなると、空は曇天となり、あられが降り始めました。
青梅はこの日が初雪だったそうです。






海外の方が、挨拶をしながら追い越していきました。
この寒さで半ズボン、片手に望遠レンズ付き一番レフカメラを持って
急な木の根道を大股で登っていったのにはビックリしました!




足の力も限界に近づく中、汗だくで登っていくと
日本武尊をお祀りする摂社、「男具那社(おぐなしゃ)」に到着。






男具那社の右奥からひと登りすると、やっと「奥の院」に登頂しました!


標高1077mにある小さなスペースですが、不思議なエネルギーを感じます。
あるがまま存在し、全てを受け入れる。山のおおらかな神様の場です。
無事に登拝できたことに、感謝の気持ちをお伝えしました。









しばらく奥の院のエネルギーに浸り、ハイアーセルフと対話をした後
この先の鍋割山(標高1084m)に向かいました。





芥場峠で、女将さんにお勧めされた上高岩山展望台に行こうか迷っていた時
止み始めていたあられが、突然、吹雪になりました!
「今日はもう止めておけ」という天の声だと思い、帰路につきました。






最後は、神社近くの見晴らしの良い「長尾平」へ。
先ほどの吹雪が嘘のように晴れていました。











荷物を取りに宿坊に戻ると、女将さんが自家製の甘酒で労わってくれました。
登山も不慣れな中、親切な道案内が本当にありがたかったです。
宿坊のご飯、新鮮な野菜や手作りの蒟蒻、貸し切りのお風呂も最高でした。



大岳山は、難易度が高くなるので今回は見送りましたが
大岳山にある大嶽神社の奥宮にも少彦名命がお祀りされており
いつかお参りしたいと思いました。


そして、大岳山を目指すなら、まず山に慣れるためにも
都内の最も身近な高尾山で鍛えようと、昨年末に登りました。




本当に意外な展開ですが、山登りが新たな趣味になりそうです。
登山グッズは機能的で丈夫で普段も使えるので、少しずつ揃えています。
今後もお天気の良い日に、ふらりと登りにいきたいと思います☆




※武蔵御嶽神社・奥の院への登拝は、今回の記事の通り
 登山が初めての方には少し難しいかもしれません。
 道が凍結する冬は避けて、トレッキングシューズ着用で登拝しましょう。
 また、御岳山を含む奥多摩は、稀に熊が出ることもあるので要注意です。







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