「前編・玉置神社」から続きまして、「後編・熊野三山」です☆
今回のツアーでは、十津川村の観光地にも立ち寄りました。
「谷瀬のつり橋」は、全長300m近くもある、日本一長い吊り橋です。
谷なので強い風が吹き、一度に何人か歩くと、かなり揺れます。
足元の木の板が抜けそうな気がして、段々と恐くなり
100m程進んで、リタイアさせていただきました(笑)
世界遺産・熊野古道沿いの、“天空の郷”と呼ばれる
「果無(はてなし)集落」にも立ち寄りました。
果無集落は、昔ながらの日本の原風景が色濃く残る集落です。
小さな集落なのですが、とにかく、自然の物がオシャレでかわいい!
綺麗な水と苔、鹿の角に掛けた草鞋、水路に住む巨大な鯉・・・
昔々の童話から抜け出した世界のようでした。
2泊3日の旅行中、一切雨に降られず
好天に恵まれたのは、本当にありがたいことでした。
十津川村から熊野に移動した夜に、十津川村で大雨が降ったり
熊野でも、朝の出発直前まで雨が降っていましたが
ホテルから出た途端に晴天となり、歓迎されているようでした。
熊野三山参拝は、和歌山県にある「熊野本宮大社」
「熊野那智大社」「熊野速玉大社」を巡って行きます。
熊野への参拝は、「甦り、再生」を意味すると言われます。
古来から、熊野は神仏習合の地だったため
熊野三山それぞれに本地仏があったそうです。
熊野速玉大社は、薬師如来のお力で前世の救済を
熊野那智大社は、千手観音のお力で現世の利益を
熊野本宮大社は、阿弥陀如来のお力により来世の加護を
頂くことが出来ると伝えられています。
~熊野本宮大社・ウェブサイトより~
前世、現世、来世の地を巡ることによって
浄化と癒しがなされ、生まれ変わって行くのでしょうね。
確かに、熊野全体から、脈々と流れるエネルギーを感じました。
もちろん、1つの神社だけでもエネルギーを受け取れますが
熊野の地全体に、スピリットのエネルギーが満ち溢れているのです。
だから、東京に帰ってからの変容も凄かったのでしょう。
今も絶賛変容中、まだ終わっていません。
「熊野本宮大社」は、全国にある熊野神社の総本山です。
本殿は、身が引き締まるような雰囲気があり
深く浸透するような、伊勢神宮にも似た精妙なエネルギーを感じました。
熊野では、八咫烏(やたがらす)が神の使いとされますが
こんな可愛いポストがありました(笑)
神武天皇を大和国へ先導したのが、八咫烏だと言われています。
日本サッカー協会のシンボルが、この八咫烏なので
サッカー関係者の方も、よく熊野にお参りされているようです。
熊野本宮大社は、以前は別の場所(旧社地の「大斎原」)にあり
そこで、12体の神様をお祀りしていました。
大斎原にあったイチイの巨木に、三体の月(神様)が降臨し
その場所に、熊野本宮大社の社殿を創建したそうです。
明治の大洪水で社殿が倒壊したため、現在地に場所を移しましたが
大斎原にも、一部の神様がお祀りされて残っており
そのご神域は、写真撮影が禁止されています。
旧社地の「大斎原(おおゆのはら)」には
日本一の大きさを誇る大鳥居があります。
ここに来たかったのです! 力強く威厳がありますね!
この先に、撮影の出来ない場所があります。
大斎原は、本当に心地良く、包み込まれるようなエネルギーの地でした。
実は、山の手前に熊野川がちょろちょろと流れているのですが
水量が少なかったため、全く川が見えません。
熊野川は、洪水で何度も氾濫している暴れ川。
雨が降ると、この砂地もあっという間に水で覆われるそうです。
朝早くにお参りした「熊野那智大社」
境内に辿り着くまでにかなり階段を昇ります。大変でした!
こちらは拝殿。この奥の玉垣内に6つの本殿があるのですが
特別拝観期間しか入れないため、通常、参拝は拝殿で行います。
樹齢850年の御神木の大クス。
幹の空洞化した穴を、護摩木を持って通り抜ける
“胎内くぐり” という儀式があるそうです。
那智大社のすぐお隣にあるのが、「那智山青岸渡寺」
古来から、那智の滝を中心に、那智大社と青岸渡寺は
神仏習合の一大修験道場だったのだとか。
本堂を見た時に、いにしえから続く歴史の重さを感じ
思わず、感嘆の溜め息が漏れました。
豊臣秀吉が再建した建物とのこと。厳かで素晴らしかったです。
また、この本堂でお参りした際、鐘を鳴らしてお賽銭を入れ
手を合わせた直後に、突風が吹きました!
「ヒョオオオオオオオオオ!!!」
それまでは静かだったのに、突然、嵐かと思うほどの強風。
風は唸りながら、しばらく吹き荒れていました。
参拝時に突風が吹くのは、歓迎されている証らしく
遠い昔に、ここにいたことがあるのかな~と思いました。
美しい観音様がいらっしゃいました。
青岸渡寺の三重の塔。朱色と青空とのコントラストが綺麗です。
熊野那智大社の別宮、「飛龍神社」
那智の滝を御神体としてお祀りしている神社です。
晴天が続いていたため、水量が少なかったのですが
一段の滝としては落差日本一、日本三大名瀑の一つです。
清々しい空気で、マイナスイオンに洗われました。
ここで滝行をしたら、心底浄化されると思います。
熊野三山のラストは、「熊野速玉大社」
少し離れたところに、摂社の「神倉神社」があり
そこに、最初に神様が降臨したと言われる “ゴトビキ岩” があります。
残念ながら、今回はお参り出来ませんでした。また次回に。
御神木のナギの大樹は、樹齢千年。
この木は、本当に凄いパワースポットでした!
ナギの葉は、元々葉脈が強くて丈夫らしく
その葉を持っていると、お守りになるのだとか。
お参りすると、もの凄い勢いでエネルギーが流れて来ました!
敏感な方は、この写真からも感じられると思います。
また、ちょうど収蔵品の展覧会が開催されていましたが
室町時代に足利氏によって奉納された
古神像、刀、化粧箱、扇・・・半分以上が国宝でした!
綺麗に残っているので、歴史的な価値があるのでしょうね。
最後に、「補陀落山寺(ふだらくさんじ)」にも立ち寄りました。
南にある観音浄土を目指して、住職が小さな船に閉じ込められ
帰らぬ旅へ船出していったという「補陀落渡海」で有名なお寺です。
このお寺も、熊野の世界遺産に含まれます。
補陀洛渡海に使われた船を再現したものです。
究極の修行と尊ばれ、江戸時代まで行われていたそうです。
住職さんは、トーク上手でたくさんお話ししてくださり
普段は見られない、木造の十一面千手観音菩薩像を
私達のためにご開帳してくださいました。
千手観音様は、穏やかで厳かな、慈悲深い表情をされていました。
思いがけず善きものを見せていただき、感謝です!
後編は長くなってしまいましたが、これにて旅行記は終了です☆
熊野について詳しくないので、調べながら書いていくと
時間もかかって大変でしたが、時代背景などを知ることが出来て
私自身も大きな学びになりました。
振り返って見ると、歴史的にも重要な場所ばかり。
たくさんの素晴らしいものを拝見させていただきました。
熊野は、古来から厳しい自然と共存し
自然の恵みと恐ろしさの両方を受け入れている
計り知れない、奥深いパワーのある地だと思います。
熊野の素晴らしいエネルギーを体験し
日本人として、原点にあるものが呼び覚まされた感じがします。
今回の旅の目的は、その「原点の目覚め」もありました。
“自分でも頑張っているけれど、どうかお力をお貸しください”
と、天命を全うするための後ろ盾をお願いしたのです。
おそらく、また行くでしょう。いや、行くに違いない!
玉置神社も、ぜひ再訪したいです。早ければ来年にでも(笑)
今回のツアーでお世話になった皆様、旅先で出会った方々
熊野の地、熊野の神々、全てに感謝です☆
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~皆様のハートが、どんな時も
愛と光、平和と喜び、創造と豊かさ、叡智と美、そして信頼とともにありますように~
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