熊野参拝の目的は、神々へ感謝と祈りを捧げることでした。
“世界平和”
“日本国家安寧”
“天命に繋がって奉仕していけますように”
この3つを祈るためでした。
どの神社に参拝しても、感謝の後、この祈りを唱えていました。
熊野は「よみがえりの地」と呼ばれますが
古きものを浄化し、新たに再生するパワーを与えてくれる
素晴らしい聖地だと思いました。
私は現在、東洋の占術で「浄化と学び」の期間に入っており
ここ数年、ご先祖様や親族のカルマ浄化に意識を向けて来ました。
また、数秘術の個人年も、今年は「9」
9年サイクルのラスト、9年間の総まとめをする年です。
要らないものを手放し、新しい流れを受け入れる準備をする。
これから年末にかけて、たくさんの断舎離を行って
来年からの新たな流れに備えようと思っています。
熊野参拝の後、東京に戻って来てから
潜在意識の浄化が、とめどなく起こっています。
瞑想中に大きな気づきが起こり
ハートが開かれ、涙が溢れ出たこともありました。
潜在意識は、恐れによって行動を妨げたり
神聖な高次からの導きとは、逆の方向へと誘います。
新しい一歩を踏み出す時に一番やっかいなのが、この潜在意識です。
自分一人で瞑想やヒーリングを行っていても
なかなか見えずらい深い意識が癒されるよう、熊野が導いてくれたと
そのための参拝旅行だったと、今は感じています。
☆ ☆ ☆
熊野参拝旅行記、「玉置神社」から綴っていきます☆
夏の終わり頃、直感的に「熊野に行こう!」と思い立ちました。
それから、熊野三山を参拝するツアーを探したのですが
当初は、玉置神社のことは全く頭になく・・・
でも、奈良出身の友人が、玉置神社に初詣に行った話を
なぜか急に思い出したのです。
玉置神社を調べて、“熊野三山の奥の宮” と呼ばれていることを知り
「これは、玉置神社にも行かなければ!」と、流れが変わりました。
玉置神社は、奈良県吉野郡十津川村の山中にあり
「神様に呼ばれないと辿り着けない神社」と言われる聖地で
参拝して、不思議な体験をされる方も多いそうです。
崇神天皇の時代に、皇族の悪魔退散の祭祀を行うために創建され
古くから、大峯・熊野修験道の霊場でもあります。
ご祭神は、天地創造に関わる神々ばかりです。
国常立尊(くにのとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
天照大神(あまてらすおおみかみ)
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと=神武天皇)
霊験あらたかな、荘厳な雰囲気の神社ですが
山奥の秘境なので、やはりアクセスがもの凄く大変でした。
東京から行くには、まず十津川村に前泊しなければなりません。
その十津川村まで、新幹線 ⇒ 特急 ⇒ 路線バスと乗り継いで
品川駅から、なんと9時間もかかりました!
海外に行く方が早いかも(笑)
つまり、それほどディープな秘境のご神域なのです。
※ちなみに、十津川温泉は、源泉掛け流しで泉質が素晴らしく
満月を見ながら浸かった露天風呂は最高でした☆
玉置神社には、十津川村のホテルから小型バスで向いましたが
舗装された一車線、対向車が来たら譲り合うような山道です。
レンタカーを利用する場合も、運転に慣れていないと
脱輪や転落などの危険性もあると思いました。
車道には、行きも帰りも、子ギツネが現れました♪
親とはぐれたのか、車を恐れずよく出てくるそうですが
宮司さんには、野生なので食べ物を与えないように言われました。
駐車場から参道への入口、一番最初の鳥居です。
玉置神社は、玉置山の頂上近く(標高1000m位)に鎮座しています。
本殿まで、ここから15分ほど歩きます。
参道の途中にも、様々な神様がおられます。
道すがら、天然記念物の「枕状(まくらじょう)溶岩」が見られました。
古代に深い海の底から噴き出したマグマが固まった溶岩だそうです。
鳥居の左に見えるのが本殿。歴史を感じさせる厳粛な雰囲気です。
到着すると、宮司さんの分かりやすく楽しい解説付きで
狩野派の絵師による豪華な襖絵を観覧させていただきました。
そして、この後、ちょっとした事件が起こりました。。。
私は、玉置神社の信仰の原点となった
奥社の「玉石社」に、ぜひともお参りしたかったのです。
玉石社は、大峯修験道では聖地と崇められ
本殿よりも、こちらを先にお参りする習わしなのだとか。
添乗員さんに、「玉石社には登らないのですか?」と伺ったところ
サラリとかわされたので、今回は登拝出来ないのかと
ちょっとガッカリしていたのですが・・・
その後、添乗員さんが、なぜか参加者全員に呼びかけてくれて
玉石社に登りたい数名が名乗りをあげました。
しかし、その日に同行されていた地元の語り部さんが猛反対。
参加者の方からも、迷惑がかかると止められて
「今回は時間がないし、仕方ないか」と、諦めかけたその時・・・
「行きたいんでしょ? 行けばいいじゃない!
そのために来たんでしょ?!」
猛烈な勢いで背中を押してくれた方がいらしたのです。
山歩きのベテランで、添乗員さんとも仲の良い方だったので
この方の鶴の一声で、別行動で玉石社に登拝することになりました。
私には、この方が観音様に見えました!女神です!(笑)
神様に呼ばれて来たからには、お力添えがあったのかもしれません!
そんな訳で、時間もないので、かなり急勾配の山道を
息も絶え絶えの猛スピードで、一気に玉石社まで登りました。
案内には徒歩5分とありますが、普通に歩いたら15分強かかります(笑)
こちらが「玉石社」です。とても神秘的で厳かな場所でした。
奥の黒い丸石がご神体で、その下に巨石が埋まっているのだとか。
社殿がなく、自然を祀った古代信仰の形を残しています。
ご祭神は、大巳貴命(おおなむぢのみこと=大国主)です。
じっくりと場所のエネルギーを味わう時間もなかったので
後からチャネリングで、メッセージをいただきました☆
大急ぎで本殿まで降りて、杉の巨樹を見て廻りました。
神秘的で威厳と迫力のある、樹齢3000年の「神代杉」
あたたかく力強い包容力の「夫婦杉」
玉石社に登拝したことで、他が駆け足になってしまい
ゆっくりと写真を撮る時間もなかったのですが
いるだけで癒される、まさにパワースポットでした☆
このような聖地のエネルギーは、言葉で表すことが難しく・・・
最初に、潜在意識の解放について書きましたが
潜在的な領域で変容が起こるので、上手く説明が出来ないのです。
奈良・大峯参拝の時もそう思いましたが
何とも説明し難い、深みで変容が起こる感じは
ミステリースクールのエネルギーに似ていると思います。
境内にいるだけで、玉置神社全体の神聖なエネルギーの中で
深みまで清められ、善きものを受け取った感が、強くありました。
「また絶対にここに来る!」と思いつつ、玉置神社を後にしました。
☆後編に続く☆
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