あまっちょろい

一週間ほど前に女子だけで飲み会がありました。
その帰りに、同じ方向で以前も一緒に帰った今年の新入社員の女の子とまた二人で帰りました。
二人の年の差は40才ほど・・・親子以上の差です。
その女子は痩せていて顔が可愛らしくて、人に「フランス人形のよう」というと皆、納得してくれる愛らしい風貌です。
只、食べ物の好き嫌いが激しく、果物系はほとんど全滅、きのこもダメで・・・
お昼はお母様に「毎日同じものでいいから」と言ってお弁当を作ってもらっています。

で、何気なく私のクローン病のことを話したら・・・
彼女は何と高校生で小児がんを経験していたのです。高校生活のほとんどを病院で過ごしたそうです。
手術、放射線治療、抗がん剤すべて経験済みで、「髪の毛も抜けてウィッグ着けていました」と淡々と語る彼女。
えーっつ？えーっ？えーーーーー

だから・・・物怖じしない子だったんだぁ～
食べ物の好き嫌いも納得～

輸血も何度したかわからず、自分の血液を抜いて、きれいにしてまた戻す、みたいなこととか、
「子供は治療を続けるかは親が判断するから続くんですけれど、大人はもう耐えられなくて止めちゃうそうです」
って。そう言われたら、その通りですね！子供は辞めたいと思っても、親は治療を続けさせるものね～

すごいなぁ・・・
「これ会社のほかの人に話した？」「いえ、部長は知っていますけれど」
って。
すごいなぁ・・・
人間として私より成長している感じ・・・

私、彼女の経験に比べたら、あまっちょろい・・・
まあ、もともと私のクローン病は軽ーーーい方だとは思うけれど
それでもクローンには負けずに日々を生きています。が、自分の気持ちを制するほどのお話でした！
ヒュミラの形態が変わったのなんてあまっちょろ過ぎるよ！