じつはこの写真は 石川県能登島ガラス美術館 から取り寄せた図録の表紙です。
昨年末、NHK 「ミューズの微笑みーときめき美術館ー」 という番組で紹介されていたのですが、ワタクシの琴線に電流が流れたわけです。
ちょうど、中国清朝ガラス工芸展をやっていて、中でも被せガラスには身が震えます。
(被せガラスとは、透明なガラス素地を覆うように色ガラスを重ねて熔着する技法。 エミールガレもこの工法で、かの有名なランプを製作しています)
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番組を見終わると検索し、この美術館にたどり着き、問い合わせたら図録が手に入った次第。
実際は行きたい。が今月いっぱい皇子の受験もあり、日帰りで石川まで行く根性はない。
図録を隈なく見ていると(これはワタクシにとって珍しい事で) 、乏しい記憶がよみがえってきた。
東洋陶磁美術館 鼻煙壺(びえんこ)1000展 での感動を思い出したのです。
その時図録も買わず、小さな壷に彫られた文字に執着し、ただただこの文字を編み物に興せないか、そのことばかりに気をとられていた。
そして隷書、篆書の本を買い漁った。書道を習って、隷書を習得したいとまで思いつめた。
実際は何も習得せず、文字の模倣でさえ叶わない実情です。
でもしかし、漢字に対する造詣や、興味が湧いてきたのは否めません。
なかでも日本語の漢字よりも中国語の漢字に強い愛着が湧いてきました。
世界の文字を検索した、ハングル文字も編込みできないかと模索した。
あれやこれやと目移りの限りを尽くして、現在の文字編込みに至る訳です。
この拘りは我ながらよく続いていると思う。
乳白色に被せガラス ↑ 透明ガラスに被せガラス ↓
どちらも身震いがする、見るだけでは飽き足らず、これが欲しいとさえ思った。
そもそも焼き物よりもクリスタル、ガラス製品に固執するほうだったが、どうせならこういう小さなガラス壷を蒐集してみたい、などと夢が生まれた。
丑年の抱負の一つに加えるとしよう。
もう~もう~ という声が聞こえてきそうだが?
だから角ばった文字が効果的なんですね。大分前に旧サントリー美術館で、乾隆ガラスとアールヌーボーガラス展で、見たのが中国のカットグラスを見た初めでしたが、堆朱の雰囲気でした。被せガラスが有ったかどうか記憶にはないのですが、もしかしたら、図録が有るかもしれません。
被せガラス
実物が見てみたいです・・・
想像できそうですが、
実際に見るとどんな風なのでしょう
光の有無によっても見え方は
違ってくるのでしょうね。
いずれCROKO様のコレクションとして
紹介して頂けること楽しみにしています。
夢に向かってモウ進してください
でもすごく興味があります
ネイルでできますかね~
乾隆時代のガラスは、だれが使ったんでしょうね。いいですねえ。なんであんなにこっくりとした色になるんでしょう?しかも皇帝しか使えない黄色があるんです。生唾ものです。
amiamiさま
ガラスって透明でクリスタルが当たり前でしょ?
被せガラスは、2重にガラスを載せてあるんです。 3Dですよ。
Knit Labo.さま
鼻煙壷は高さ10センチほどのもので、陳列されているものは、大きなガラスの向こうにあるので、はっきりいってよくわかりません。
また、東洋陶磁美術館 で公開するそうです。是非大阪に戻ってきて、見に行ってください。
KAORIさま
写真ではわかりませんね。
ネイルにするなら、3Dですよ。
お花の3Dなら引くけど、文字の3Dならアリかもね。 ところで、今度のネイルはいつだっけ? ここで聞くのもなんですが(笑)
勉強になるぅ
心打たれるものは、
手にいれたくなりますよねー
凸
手に入れたいのですが、骨董品は手が出ませんね。
かといってニセモノは嫌だし、美術館に保管しておいて貰いましょう。