ものの内部、という言葉が片山敏彦の詩にあった。
その印象から作った振付があって、いつか舞台にのせたいと考え何年か練習しているが、言葉の大きさに呑まれてまともに立てないまま、それでも、なんだか体に染み込んでしまったのか、何のきっかけもなく、思い出すことがたびたびある。最近また多い。
こないだ掲載した写真は、旅行中に通りががった寺院の壁だが、その白い漆喰の向こう側から、物質の内部空間が滲んではみ出してきているように、思えた。
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Stage info. 櫻井郁也/十字舎房:公式Webサイト
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