作品をつくっていると、いろんなものが普段よりも色鮮やかに感じられます。
言葉もそのひとつ。
ほんとにたまたま読んだ冊子に、
「母からではなく、虚空から生まれでるもの」
とあって、とてもリアルに稽古中の一瞬の感覚を言い当てられた気がして、目が停止しました。
アンリ・ミショーなんですが、、、。
実際、虚空には無数の人影があるようです。
動き尽くして、もう内側は空っぽかと立ち尽くすような瞬間に、虚空のなかの未知の人影がぴたりと寄り添いカラダが自動人形のように純粋になる。
まれに、そんな感触になることがあります。
そのタイミングをつかんだ時、すこしだけ踊りが来た感じがして、作品も進みます。
たまたま開いたページが、思いがけない風をくれる。たまたま訪れる朝日のように。
おどろき、すこし、うれしい、、、。
やってくるもの
遠ざかるもの
芽吹くもの
根づくもの
さて・・・、
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櫻井郁也ダンスソロ公演:公式ホームページ
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※過去作の動画あり。