【biohazard4(2005)&バイオハザードRE:4】
言わずと知れたカプコン製ホラーゲームシリーズのナンバリング作品。
オリジナル版発売時のハードはゲームキューブだが、新ハードがリリースされる度に移植されており、Nintendo SwitchやPS5でも遊ぶことができる。
(筆者はPS2版とPS5版をプレイ)
登場人物や大体のシナリオは同じなので、今回はリメイク版についても紹介していく。
今作の大きな特徴は「敵がゾンビではない」「アクションが派手」という点。
主人公は冒険映画さながらの大活劇を繰り広げ、次々と敵を葬っていく。
ホラー感は比較的薄いが、怖い時は結構怖い。
しかし慣れれば気持ち良く敵を薙ぎ倒せるので、アクション的な爽快感が強い作品といえる。
アクションが苦手でも激ヌル難易度(公式名称)があるし、困ったらロケランぶち込んどけばいいので、かなり取っつきやすいんじゃないかな!
・ストーリー
誘拐されたアメリカ合衆国大統領令嬢の捜索を命じられたエージェント、レオン・S・ケネディは、調査に訪れた某国(というかスペイン)の村で遭遇した第一村人に突然斧で切りつけられてしまう。
狂気に満ちた村人達が襲い来る中、レオンは現地のロス・イルミナドス教団が誘拐事件に関与している事を知る。
恐るべき刺客達を返り討ちにしながら、レオンは大統領令嬢を救出し、合衆国へ帰還することができるのか──。
・登場人物
<レオン・S・ケネディ>
サバイバル能力の高さに定評がある合衆国エージェント。
現地で採集した卵や魚を躊躇無く生食する。
危機的状況でも皮肉を飛ばし、敵をおちょくる事を忘れない強靭なメンタルの持ち主。
非常に強力な回し蹴りを放つことができ、その威力は時として村人の頭が破裂する程である。
前髪サラサラな金髪イケメンだが、女運が無い。
ちなみにミドルネームはスコット。
リメイク版では少し真面目な性格になり、変なジョークを言う回数が減った。
ただし口の悪さは健在で、ストレートな罵倒は原作より豊富。
<アシュリー・グラハム>
活発で明るい性格の大統領令嬢。
異常な状況に怯えているように見えて、元から気が強いのか意外とガッツがある。
謎の特技を持っており、終盤で大活躍。
脳天を突き抜けるような声で「ヘーーールプ!」と叫ぶので、彼女が敵に拐われるとすぐわかる。
リメイク版だと少し落ち着いた声になり、プレイヤーの耳に優しくなった。
<ルイス・セラ>
村人に監禁されていた、うさんくさいハンサムなプー。
軽薄な印象に反して、捨て身でレオン達を助けてくれる。
後ろめたい過去があるようだが……。
ハンドガンの弾を豊富に所持しており、レオンが困窮していると差し入れてくれる。
愛銃はレッド9。
武器商人曰くシブい銃らしい。
リメイク版で出番が追加され、結構な頻度でレオンとボケツッコミするようになった。
(ルイスのボケにレオンがキレる)
大変な状況でもヘラヘラ笑っているので、ある意味ムードメーカー。
ちなみにリメイク版のフルネームは「ルイス・セラ・ナバロ」である。
<エイダ・ウォン>
謎の美女スパイで、レオンとは旧知の仲。
立場上敵対しているもののレオンと相思相愛と言ってよく、様々な根回しをしてくれる。
(別の目的のために暗躍しているが、それを差し引いても献身的)
リメイク版での変更は少なめな印象。
<ビトレス・メンデス>
村長にして教団の神父。
不気味な大男で、レオンを上回るフィジカルの持ち主。
執拗にレオンの首を絞め上げてくる。
リメイク版では正気の頃の村長が掘り下げられており、貧しい村のために涙ぐましい努力をしていたことが判明。
かなり可哀想な人になった。
<ラモン・サラザール>
古城の主にして、清々しいほどの小悪党。
というか物理的に小さい。
レオンが合衆国と通信している無線をハッキングし、わざわざ煽るためだけに通信を送ってはレオンと皮肉の応酬を繰り広げる。
(※リメイク版ではカット)
出てくる度に高笑いしたり、地団駄を踏んで悔しがったり、ブチ切れながら負け惜しみを言ったり、言動がいちいち面白い。
リメイク版ではコミカルさが薄れ、残忍な面が強調されている。
また、元から性格が悪かった事も判明。
レオンからの呼び名は「サラザール」だったが、リメイク版では「ラモン」になっている。
<オズムンド・サドラー>
教団のカリスマ教祖。
なんかニョロニョロした杖を持っている。
サラザールと同じく、レオンに無線をかけてはプロレスみたいなやり取りを交わす愉快な御仁。
(※リメイク版ではカット)
オリジナル版では金の亡者だったが、リメイク版ではしっかり布教活動に励む狂信者になった。
<ジャック・クラウザー>
顔に傷がある強面の軍人。
レオンとナイフバトルを繰り広げ、超人的な身体能力を見せつける。
厳つい見た目に反して、過去の過酷な経験でメンタルがやられている。
当時一緒に任務に従事していたレオンに対して、思うところがある模様。
リメイク版ではレオンへの執着がパワーアップしており、激重感情をぶつけてくる。
<イングリッド・ハニガン>
無線でレオンをサポートしてくれる、メガネ美人なオペレーター。
レオンが真面目に仕事をしないと結構怒る。
無線画面では顔しか映っていないが、リメイク版のムービーでついに全身が映った。
<武器商人>
各地に複数人いる怪しいおじさん。
武器の売買&改造の他、アイテムの買取もしてくれる。
実はレオンと同じボイスキャストである。
(リメイク版では別々)
特徴的な声で繰り出される「ウェルカァァム!」や、黒いコートの内側に隠し持った商品を見せる際の露出狂めいた動きなどで、強烈な個性を放っている。
青い炎がトレードマークだったが、リメイク版では紫色の炎のトーチ&青く光るランタンに変更された。
RE4世界では青い炎に特別な効果があるようだが……?
また、リメイク版では圧倒的によく喋るようになった。
買い物中のセールストークが増えた他、射的場でレオンを褒めてくれたり、ボス戦前に警告してくれたりする。
もはや完全に味方。
さらにレオンに様々な依頼をしてくるのだが、依頼書には私情に満ちたコメントが付記されており、少しは彼らの内面を窺い知る事が出来るようになった。
・良かった点
敵を倒すのが楽しい。
一応サバイバルホラーなので怖さを感じる部分もあるものの、慣れると敵を手玉に取れるようになってくる。
もしやらかしても、コンティニューポイント(任意でリトライ可)が頻繁にあるので安心。
ちなみにリメイク版のキャッチコピーは「死を逸し(かわし) 倒す快感」なのだが、まさにプレイ中の気分を表現してくれているように感じる。
チェーンソーの刃が目前まで迫って来たり、ボウガンの矢が頭部スレスレをかすめたり、スリリングな状況の中で反撃する楽しさがある。
また、通常難易度ではプレイヤースキルに合わせてゲームランクが変動するので、自分にとって丁度良い難易度でプレイできる。
特にオリジナル版は本当に絶妙なバランスで、難しすぎたり、逆に物足りなかったりという事が少ない。
攻略方法も一つではないので、自分にとっての最適解を試行錯誤する楽しみもある。
しかも使用武器によっても立ち回りが全然違ってくるため、「次は別の武器を使ってみようかな?」という気持ちにさせてくれる。
どの武器も長所と短所があり、上手な運用方法が見つかると嬉しい。
登場人物もキャラが濃く、ゲーム部分だけでなくストーリーも楽しめる。
特にオリジナル版はコミカルな会話が多く、笑いどころが豊富。
リメイク版ならではの良い点については、長くなるので別のページで紹介。
・悪かった点
こちらはほぼ、オリジナル版について述べる。
(リメイク版の短所は前述の別ページにて)
まず一番の問題点としては、QTEが挙げられる。
ムービー中にボタン入力を失敗すると死ぬし、連打の要求も結構厳しく、シンプルに指がつらい。
(※一応、PS2版だと2種類のコマンドのどちらかがランダムで表示&違うボタンを押すと即死だったが、PS5版だとボタン全押しでも大丈夫なのでかなり緩和された)
また、発売年的に仕方無いと思うが、見た目と当たり判定が一致していないことがある。
例えば曲がり角でギリギリ見える敵を狙撃した際に、透明な壁のせいで銃弾が弾かれるといった感じ。
しかし逆もまた然りで、「あっ、外した!」と思っても命中している事がある。
ポリゴンの出っ張りとかなんだろうか。
あとは細かいことを言えば、BGMの音量をSEやボイスとは別々に設定させてほしかった。
敵がいる時のBGMがちょっと音量デカいんだよね……。
例えば村だと、敵に見つかった瞬間に太鼓みたいな音がドコドコ鳴り始めてちょっとうるさい。
でもBGMが消えて環境音(風の音や虫の鳴き声)だけ聞こえてくる場所もあるので、メリハリが効いているとも言える。
ちなみにこの、虫の鳴き声というのが完全に鈴虫なので、晩夏~秋にプレイすると「あれ、窓開けてたっけ?」と思うかもしれない。
夜らしい雰囲気で良いんだけど、鈴虫ってヨーロッパに生息してるんだろうか?
ついでに言えば、孤島にいる戦闘員のスタンロッドがバチバチ鳴る音が結構うるさい。
存在をアピールしてくれてるのは嬉しいんだけど、かなり遠くにいてもバチバチ鳴るから距離感が掴めないしうるさい。
それからミニゲームの射的では、ハイスコア更新できないとリザルト画面で冷笑されるのが地味につらい。
規定点数というか、前回の自分の点数を上回らないと笑われるので、プレッシャーを感じる。
連続で銃弾を外した時に聞こえてくるサラザールの笑い声も非常に腹立たしくて集中力を削がれるので、最終的にテレビを無音にしてプレイしていた。
ただまぁ、難易度自体は良心的だと思う。
リメイク版の射的は様々な武器を使いこなさないとオールSランク取れないけど、オリジナル版の方はハンドガンだけ使ってても何とかなる。
クリア後のオマケについても言えば、エイダ・ザ・スパイの最後に通信塔で突然クラウザーが襲いかかって来るのがなんか雑だなーと思った。
あのモード自体がパラレルワールドみたいな雰囲気だけど、クラウザーが台詞ゼロでいきなり出て来るのはちょっとシュールじゃないかな。
どんだけエイダ嫌いなんだクラウザー。
でもエイダ・ザ・スパイはPS2版だとナイフが使えなくて辛かったけど、PS5版だとナイフが使えるようになって良かったなと思う。
今回再プレイした時も何回か死んだけど、初プレイ時の辛さは未だにトラウマとして刻まれているので……。
しかし主題からズレるけど、PS5版エイダ編(2種とも)がムービーだけHDリマスターされてなくてモヤモヤする。
バイオ2の衣装を着たレオン&エイダのクリアムービーを綺麗な映像で見たくて頑張ったのに、PS2の時のままの解像度でお出しされて悲しみに包まれたよね!!!
でもまぁそれはそれとして、エイダ編も楽しいです。
ドレスのエイダ、RE4には出ないのかなぁ。
(※追記:DLCのクリア報酬でドレス登場)
ーーーーーーーー
レビューについてはこんな感じ。
原作とRE4の詳しい比較や攻略記事も作成しました。
ボリュームだけはあると思うので、暇潰しに困っている方はどうぞ。
言わずと知れたカプコン製ホラーゲームシリーズのナンバリング作品。
オリジナル版発売時のハードはゲームキューブだが、新ハードがリリースされる度に移植されており、Nintendo SwitchやPS5でも遊ぶことができる。
(筆者はPS2版とPS5版をプレイ)
登場人物や大体のシナリオは同じなので、今回はリメイク版についても紹介していく。
今作の大きな特徴は「敵がゾンビではない」「アクションが派手」という点。
主人公は冒険映画さながらの大活劇を繰り広げ、次々と敵を葬っていく。
ホラー感は比較的薄いが、怖い時は結構怖い。
しかし慣れれば気持ち良く敵を薙ぎ倒せるので、アクション的な爽快感が強い作品といえる。
アクションが苦手でも激ヌル難易度(公式名称)があるし、困ったらロケランぶち込んどけばいいので、かなり取っつきやすいんじゃないかな!
・ストーリー
誘拐されたアメリカ合衆国大統領令嬢の捜索を命じられたエージェント、レオン・S・ケネディは、調査に訪れた某国(というかスペイン)の村で遭遇した第一村人に突然斧で切りつけられてしまう。
狂気に満ちた村人達が襲い来る中、レオンは現地のロス・イルミナドス教団が誘拐事件に関与している事を知る。
恐るべき刺客達を返り討ちにしながら、レオンは大統領令嬢を救出し、合衆国へ帰還することができるのか──。
・登場人物
<レオン・S・ケネディ>
サバイバル能力の高さに定評がある合衆国エージェント。
現地で採集した卵や魚を躊躇無く生食する。
危機的状況でも皮肉を飛ばし、敵をおちょくる事を忘れない強靭なメンタルの持ち主。
非常に強力な回し蹴りを放つことができ、その威力は時として村人の頭が破裂する程である。
前髪サラサラな金髪イケメンだが、女運が無い。
ちなみにミドルネームはスコット。
リメイク版では少し真面目な性格になり、変なジョークを言う回数が減った。
ただし口の悪さは健在で、ストレートな罵倒は原作より豊富。
<アシュリー・グラハム>
活発で明るい性格の大統領令嬢。
異常な状況に怯えているように見えて、元から気が強いのか意外とガッツがある。
謎の特技を持っており、終盤で大活躍。
脳天を突き抜けるような声で「ヘーーールプ!」と叫ぶので、彼女が敵に拐われるとすぐわかる。
リメイク版だと少し落ち着いた声になり、プレイヤーの耳に優しくなった。
<ルイス・セラ>
村人に監禁されていた、うさんくさいハンサムなプー。
軽薄な印象に反して、捨て身でレオン達を助けてくれる。
後ろめたい過去があるようだが……。
ハンドガンの弾を豊富に所持しており、レオンが困窮していると差し入れてくれる。
愛銃はレッド9。
武器商人曰くシブい銃らしい。
リメイク版で出番が追加され、結構な頻度でレオンとボケツッコミするようになった。
(ルイスのボケにレオンがキレる)
大変な状況でもヘラヘラ笑っているので、ある意味ムードメーカー。
ちなみにリメイク版のフルネームは「ルイス・セラ・ナバロ」である。
<エイダ・ウォン>
謎の美女スパイで、レオンとは旧知の仲。
立場上敵対しているもののレオンと相思相愛と言ってよく、様々な根回しをしてくれる。
(別の目的のために暗躍しているが、それを差し引いても献身的)
リメイク版での変更は少なめな印象。
<ビトレス・メンデス>
村長にして教団の神父。
不気味な大男で、レオンを上回るフィジカルの持ち主。
執拗にレオンの首を絞め上げてくる。
リメイク版では正気の頃の村長が掘り下げられており、貧しい村のために涙ぐましい努力をしていたことが判明。
かなり可哀想な人になった。
<ラモン・サラザール>
古城の主にして、清々しいほどの小悪党。
というか物理的に小さい。
レオンが合衆国と通信している無線をハッキングし、わざわざ煽るためだけに通信を送ってはレオンと皮肉の応酬を繰り広げる。
(※リメイク版ではカット)
出てくる度に高笑いしたり、地団駄を踏んで悔しがったり、ブチ切れながら負け惜しみを言ったり、言動がいちいち面白い。
リメイク版ではコミカルさが薄れ、残忍な面が強調されている。
また、元から性格が悪かった事も判明。
レオンからの呼び名は「サラザール」だったが、リメイク版では「ラモン」になっている。
<オズムンド・サドラー>
教団のカリスマ教祖。
なんかニョロニョロした杖を持っている。
サラザールと同じく、レオンに無線をかけてはプロレスみたいなやり取りを交わす愉快な御仁。
(※リメイク版ではカット)
オリジナル版では金の亡者だったが、リメイク版ではしっかり布教活動に励む狂信者になった。
<ジャック・クラウザー>
顔に傷がある強面の軍人。
レオンとナイフバトルを繰り広げ、超人的な身体能力を見せつける。
厳つい見た目に反して、過去の過酷な経験でメンタルがやられている。
当時一緒に任務に従事していたレオンに対して、思うところがある模様。
リメイク版ではレオンへの執着がパワーアップしており、激重感情をぶつけてくる。
<イングリッド・ハニガン>
無線でレオンをサポートしてくれる、メガネ美人なオペレーター。
レオンが真面目に仕事をしないと結構怒る。
無線画面では顔しか映っていないが、リメイク版のムービーでついに全身が映った。
<武器商人>
各地に複数人いる怪しいおじさん。
武器の売買&改造の他、アイテムの買取もしてくれる。
実はレオンと同じボイスキャストである。
(リメイク版では別々)
特徴的な声で繰り出される「ウェルカァァム!」や、黒いコートの内側に隠し持った商品を見せる際の露出狂めいた動きなどで、強烈な個性を放っている。
青い炎がトレードマークだったが、リメイク版では紫色の炎のトーチ&青く光るランタンに変更された。
RE4世界では青い炎に特別な効果があるようだが……?
また、リメイク版では圧倒的によく喋るようになった。
買い物中のセールストークが増えた他、射的場でレオンを褒めてくれたり、ボス戦前に警告してくれたりする。
もはや完全に味方。
さらにレオンに様々な依頼をしてくるのだが、依頼書には私情に満ちたコメントが付記されており、少しは彼らの内面を窺い知る事が出来るようになった。
・良かった点
敵を倒すのが楽しい。
一応サバイバルホラーなので怖さを感じる部分もあるものの、慣れると敵を手玉に取れるようになってくる。
もしやらかしても、コンティニューポイント(任意でリトライ可)が頻繁にあるので安心。
ちなみにリメイク版のキャッチコピーは「死を逸し(かわし) 倒す快感」なのだが、まさにプレイ中の気分を表現してくれているように感じる。
チェーンソーの刃が目前まで迫って来たり、ボウガンの矢が頭部スレスレをかすめたり、スリリングな状況の中で反撃する楽しさがある。
また、通常難易度ではプレイヤースキルに合わせてゲームランクが変動するので、自分にとって丁度良い難易度でプレイできる。
特にオリジナル版は本当に絶妙なバランスで、難しすぎたり、逆に物足りなかったりという事が少ない。
攻略方法も一つではないので、自分にとっての最適解を試行錯誤する楽しみもある。
しかも使用武器によっても立ち回りが全然違ってくるため、「次は別の武器を使ってみようかな?」という気持ちにさせてくれる。
どの武器も長所と短所があり、上手な運用方法が見つかると嬉しい。
登場人物もキャラが濃く、ゲーム部分だけでなくストーリーも楽しめる。
特にオリジナル版はコミカルな会話が多く、笑いどころが豊富。
リメイク版ならではの良い点については、長くなるので別のページで紹介。
・悪かった点
こちらはほぼ、オリジナル版について述べる。
(リメイク版の短所は前述の別ページにて)
まず一番の問題点としては、QTEが挙げられる。
ムービー中にボタン入力を失敗すると死ぬし、連打の要求も結構厳しく、シンプルに指がつらい。
(※一応、PS2版だと2種類のコマンドのどちらかがランダムで表示&違うボタンを押すと即死だったが、PS5版だとボタン全押しでも大丈夫なのでかなり緩和された)
また、発売年的に仕方無いと思うが、見た目と当たり判定が一致していないことがある。
例えば曲がり角でギリギリ見える敵を狙撃した際に、透明な壁のせいで銃弾が弾かれるといった感じ。
しかし逆もまた然りで、「あっ、外した!」と思っても命中している事がある。
ポリゴンの出っ張りとかなんだろうか。
あとは細かいことを言えば、BGMの音量をSEやボイスとは別々に設定させてほしかった。
敵がいる時のBGMがちょっと音量デカいんだよね……。
例えば村だと、敵に見つかった瞬間に太鼓みたいな音がドコドコ鳴り始めてちょっとうるさい。
でもBGMが消えて環境音(風の音や虫の鳴き声)だけ聞こえてくる場所もあるので、メリハリが効いているとも言える。
ちなみにこの、虫の鳴き声というのが完全に鈴虫なので、晩夏~秋にプレイすると「あれ、窓開けてたっけ?」と思うかもしれない。
夜らしい雰囲気で良いんだけど、鈴虫ってヨーロッパに生息してるんだろうか?
ついでに言えば、孤島にいる戦闘員のスタンロッドがバチバチ鳴る音が結構うるさい。
存在をアピールしてくれてるのは嬉しいんだけど、かなり遠くにいてもバチバチ鳴るから距離感が掴めないしうるさい。
それからミニゲームの射的では、ハイスコア更新できないとリザルト画面で冷笑されるのが地味につらい。
規定点数というか、前回の自分の点数を上回らないと笑われるので、プレッシャーを感じる。
連続で銃弾を外した時に聞こえてくるサラザールの笑い声も非常に腹立たしくて集中力を削がれるので、最終的にテレビを無音にしてプレイしていた。
ただまぁ、難易度自体は良心的だと思う。
リメイク版の射的は様々な武器を使いこなさないとオールSランク取れないけど、オリジナル版の方はハンドガンだけ使ってても何とかなる。
クリア後のオマケについても言えば、エイダ・ザ・スパイの最後に通信塔で突然クラウザーが襲いかかって来るのがなんか雑だなーと思った。
あのモード自体がパラレルワールドみたいな雰囲気だけど、クラウザーが台詞ゼロでいきなり出て来るのはちょっとシュールじゃないかな。
どんだけエイダ嫌いなんだクラウザー。
でもエイダ・ザ・スパイはPS2版だとナイフが使えなくて辛かったけど、PS5版だとナイフが使えるようになって良かったなと思う。
今回再プレイした時も何回か死んだけど、初プレイ時の辛さは未だにトラウマとして刻まれているので……。
しかし主題からズレるけど、PS5版エイダ編(2種とも)がムービーだけHDリマスターされてなくてモヤモヤする。
バイオ2の衣装を着たレオン&エイダのクリアムービーを綺麗な映像で見たくて頑張ったのに、PS2の時のままの解像度でお出しされて悲しみに包まれたよね!!!
でもまぁそれはそれとして、エイダ編も楽しいです。
ドレスのエイダ、RE4には出ないのかなぁ。
(※追記:DLCのクリア報酬でドレス登場)
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レビューについてはこんな感じ。
原作とRE4の詳しい比較や攻略記事も作成しました。
ボリュームだけはあると思うので、暇潰しに困っている方はどうぞ。
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