千教組東葛支部では松戸市支部と合同で東日本震災のあった2011年から復興支援ボランティアバスを運行しています。
一昨年度は福島県いわき市、昨年度は宮城県七ヶ浜町、今年度は船橋支部や市川市支部とも合同4支部で、南三陸町
へ瓦礫除去の活動を行ってきました。
総勢40名が2台のバスに分乗し、23日の夜に柏、松戸から1台と船橋から1台が出発し24日に南三陸町で活動を行いました。
途中、震災で74名の児童と11名の教職員が亡くなった石巻市立大川小学校に立ち寄り、線香をあげてまいりました。
その後、バスは南三陸町へ入り、1日丸々暑い日差しの中活動を行いました。南三陸ボランティアセンターのほうから、写真はあまり撮らないでほしいとの話があり、今回は数枚しかアップできませんが、一言でいえば、昨年訪れた時と何も変わっていない。そんな感想を持ちました。
大きな大きな 鉄骨が 活動中に見つかりました。 4時間ほどかけて掘り起こそうとしましたが、なかなかうまくいかず、最後の15分というときに男性20名が一緒に持ち上げて、なんとか除去に成功しました。大きな蕪の物語そのままでした。力を合わせることの大切さは、このような実体験があると良く分かります。もともと知らない教員同士が手を叩いて喜び合うってすばらしいですね。
東葛支部と松戸市支部は24日土曜日に現地で一泊し、翌日帰宅しました。
ボランティアをしたくて行ったのですが、また帰ってくるときに、少しの達成感とまだまだ継続して続けて行かねばという使命感が沸々と湧いてきました。子ども達にこの活動をぜひ伝えたい。そんな先生もいました。
来年も絶対に行きたい。そんな感想が多く寄せられました。
感想にこんな一節がありました。
現地のボランティアセンターの職員からの一言で
「知らないからこそできることがあります。」という言葉が頭に残りました。たしかに、現地の人からすると昔からの思い入れのある土地の無残な姿を前に、多くの友人、家族が亡くなった場所で、復興に向けて作業するというのは苦しい心境であり、やはり多くの私たちのような人達が少しずつでもリレーをつないでいかなければならないのだと感じました。
組合という枠組みは、この東葛飾地域のほとんどの教職員にとって、なじみの薄い組織ですが、この活動は組合だからこそできる活動であり、誇りを持って取り組んでいる活動です。
しっかりと来年も活動できるように準備を整えていきたいと思います。