九份 - 「霧に包まれた金鉱の記憶」旅行記
訪問した場所
阿妹茶楼
九份を象徴する場所、阿妹茶楼は赤い提灯が幻想的に揺れる茶屋。山の斜面に建つこの茶楼では、地元の茶葉を使った「東方美人茶」を堪能しました。霧に包まれる景色を眺めながらのティータイムは、まさに癒しのひとときでした。
金鉱博物館
九份の歴史を深く知るために訪れた金鉱博物館では、鉱山の模型や昔の採掘道具が展示されており、金鉱町として栄えた時代の空気を感じることができました。
景色
九份の夜景
夜になると街が赤い提灯の光で照らされ、山間に広がる光景が一段と幻想的に。石畳の小道を散策しながら、ふと見下ろした海がほのかに輝く様子が心に残りました。
店舗と食事
九份老街の屋台
老街では、「芋圓(タロイモ団子)」と「牛肉麺」を試しました。特に芋圓はモチモチとした食感で、甘さ控えめのシロップが絶妙。手作り感があり、暖かい気持ちになれる一品でした。
地元カフェ「霧中珈琲」
霧が漂う高台にあるカフェで、地元のコーヒー豆を使用した一杯を堪能。豊かな香りと濃厚な味わいが旅の疲れを癒してくれました。
宿泊したホテル
九份山荘
古風なデザインの宿で、部屋からは山並みと海を見下ろすことができました。特に朝方の霧に包まれた風景が印象的で、目覚めた瞬間から非日常の感覚に浸れました。
感想
九份は、歴史と風情が色濃く残る不思議な魅力のある場所でした。霧が街を覆うことで、時間が止まったような感覚を味わえます。自然と文化が一体となったこの町は、一度訪れたら忘れられない旅先です。
写真家 城浩史