「秘密」 東野圭吾

大好きな作家の１人の東野圭吾。
とにかくどれもホント巧い、というかホント惹き込まれる。
そんな東野作品との出会いとなったのがこの「秘密」であったとような。最初に読んだのはいつだったろうか？９８年？９９年頃だったかな？
もちろんこの作品は多くの方が絶賛していたため、今更自分が紹介する必要もないかもしれない。確か広末涼子を主役に映画化もされたかな？映画は詳しくないので良く知らんが。とにかくストーリー展開、ラストなど最高である。但し、初めて読んだときと現在では随分と受け取り方が違ってきた。実際に自分にも娘ができ、今の方が実に読み応えがあった。当時はただ漠然と面白かったのに対して、今では涙もの・・・実に切なかった。いやぁ～改めて良い作品だ。ホントに！！
過去何度も直木賞にノミネートされ（確かこの作品が最初だったかな？）、惜敗続き。実力、人気、作品を考えるとこれぞミステリーみたいな感じだったが、今年ようやく受賞。おめでとうございました。
加えて、現在「白夜行」がTVドラマ化されているようで、人気はさらにうなぎ上り。たまたまか、この「秘密」とともに「白夜行」もあわせて古本屋で見つけたため再び読みモードへ。あの読み応えあるボリュームに再挑戦だ。でも、最近は近所にいくつも大型古本屋ができ便利になった。しばらくぶりに読み返すと味が随分変わっている。
再び東野ワールドにひたってみようかな！