「八月の御所グラウンド」 万城目 学！

いや〜とうとう万城目氏、直木賞と獲得しちゃったねぇ〜。ホントずーっと応援してきたけど正直まさかだ。独特の万城目ワールドはお堅い審査員にはそこそこ評価されてもまさか獲得までいくとは信じられない。
それが第170回直木賞獲得作品、万城目 学氏の「八月の御所グラウンド」だ。いやぁ〜しつこいようだがホントとっちゃったんねぇ〜。なんだか感慨だ。

でも、この作品いつもの摩訶不思議な万城目ワールドとはちょっと違っていた。万城目氏も普通に描けるんじじゃないか？っと感心していた程。淡々と進んでいくのだ。これが不思議と何事もなく淡々と・・・だからってスピード感あって何気ない話なのに自分は結構引っ込まれていった。ホント何気ない短編２作なんだけど、自分はどちらも青春スポーツものですごく面白かった。そしてオチも新万城目ワールドって感じですごく良かったよ。あっという間の読破で、ここ最近はずば抜けて最速だったかも？

しつこいようだが万城目氏がとうとう直木賞作家の仲間入りかぁ〜。なんなのこの嬉しいような？違和感あるような？きっとメジャーっていうか？大先生ににならないで感強いんだよね。でもう良かった。この作品であれば文句なしだろう。シリーズ化されるとのこと。自作も期待しちゃおう！万城目さん、受賞おめでとうございました。ちょっと寂しいような気がしちゃうの不思議だけどね。