あの「君の膵臓を食べたい」で鮮烈デビューを飾った著書の最新作から7作目かな?でも、あの第ベストセラーの「君膵・・・」以来、どうも個人的期待に答えてくれる作品とは残念ながらいえず、どうも歯痒さばかりが残る。そんな中の本作だが・・・う〜ん、どうもくど過ぎるし、途中あまりにもファンタジー?なんなの?えらく安っぽいパラレスワールドもの。読み進めるのがキツイほど。
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正直、思いっきり期待はずれ?ここ最近の住野作の主人公はどうも精神的に病みすぎていない?漢書移入がまるでできない。それどころか不快感まで?繰り返すがほんとチープだ。
ところが、本作2部構成で後半は一気に雰囲気変えて読める。なんなの?なんなの?っと怒りに近い感情で読み進んでいったが、ようやくひと安心。やっと伝えてことがわかってきた。う〜ん、住野さんの独特の仕掛けもしっかりと嵌められた感はあるが、決して気分の良い仕掛けではなかった。確かに言いたいことはわかったし、賛同はするんだけねぇ〜。
ちなみに、本作は音楽とのコラボ作ということで、TheBackHornというバンドのコラボCDが付録でついてくるが、残念ながら単身赴任生活ということでCD聴ける環境にないので実際に、小説x音楽のコラボの相乗効果を確認することはできないが、どうなんだろうね?単なるバンドのマーケティングではないと思うけど・・・?
正直本作はかなりの残念評価だが、次回作に期待しよう。