冬季は最寄りの駐車場が通行止めのため封鎖されているので、約1.6km、25分の山道を歩くしかアクセス方法がない。真冬はスノーブーツなどがないと無理なほどのコースだ。今日も下は思いっきり凍っていて歩きにくい。こういうのって大概長めに言われていること多いので、今回も実際は15分ほどのコースでは?っと勝手に想像していたが、おいおいガチの30分コースだよ。更に、ようやく到着したかな?っと思ったら今度は急階段・・・う〜ん、正直言って遠い。
ようやく地獄谷野猿公苑に到着。料金ゲートくぐって進むと、おいおい、いきなり可愛い野猿の子供達がじゃれあって遊んでいる。おぉ〜可愛い。ここは地獄谷野猿公苑と命名されているが、決して檻や柵のある動物園や保護区になっている訳ではなく、眼の前で動き回っている猿たちは正真正銘の野生の猿たちだ。
橋を渡ると、待ってました有名な地獄谷温泉の猿の湯だ。おぉ〜すごい人だかり。一体平日の朝というのに何人の方が訪れているんだぁ〜?そのうち3割強が外国の方々だ。だって、世界的にもスノーモンキーと呼ばれ超有名なんだもんね。だからアジア系も多いけど、白人の観光客の多いこと。正直ここまでとは予想していなかったのでびっくり!
また、猿の数も想像を上回る。一体何等いるんだ?まるで動物園の猿山の中に降り立たったような感じだ。人間を怖がることもなく、走り回っている。しかし、猿山もそうだが、猿たちの動きってずーっと見ていても全然見飽きないから、ホント不思議だ。
ところが、肝心の温泉に入っている猿が1頭もいない。今朝も寒いとは言え、雪が降っている訳でもなく。もちろん、猿たちも暖かくなってくると温泉に入ることはなくなるらしい。実はちょっと心配してはいたんだけど、昨日と今日は氷点下予報だったので期待して来たんだけどなぁ〜。
約1時間ほど猿たちを眺めていたが(ホントいつまででも見ていられるほど飽きないよね)、どうしても猿たちは温泉に入ってくれない。多くの方が諦めて帰ってしまっている。これだけの数の猿いるのに・・・1頭くらいしっかり忖度してくれよぉ〜。
我々ももう〜帰ろうっと諦めかけたところで、ふっと1頭の猿が何気なく温泉の真ん中の石に飛び移り、温泉を一生懸命飲み始めた。実は、多くの猿が温まるからか?温泉飲んでいるので決して珍しいことではないが、温泉の真ん中の石まで行ったのは初めて・・・一斉に多くの方が温泉を囲み、カメラを構える。あまりの大勢の機体に圧倒されたのか?ついにその時がきた〜!静かに入水。その時、もう拍手喝采!大フィバー状態だ。
この猿はよくわかっているようで、静かに眼をつぶりしっかりと温泉を嗜むみ始めた。うん、ホント期待に応えてくれるねぇ〜偉いぞ。この気持ち良さそうな顔がいいよねぇ〜。やはり雪景色の方が趣きあっていいだけどねぇ〜。贅沢は言ってられない。ホント気を利かせてくれた猿に感謝だ。
あまり騒ぐので、うるせいなぁ〜っとばかりあっという間に入浴タイム終了。まぁ〜あっという間だったが、何はともあれ世界で唯一の温泉に入る猿の姿を見せてくれたのだ。わざわざ来た甲斐があったというものだ。本来はあと半月早いと雪と温泉と猿という有名なシーンに出会えたのだろうが、雪の中この距離歩いてくるのはキツすぎるもんねぇ〜。うん、よしっとしておこう。
これにて満足して帰ることに。帰りに国の天然記念物に指定されている「渋の地獄谷噴泉をちょっとだけ見学。おぉ〜勢いよく噴いてる噴いてる。すごい迫力だ。でも、噴泉よりすごいのが綺麗な氷柱!最近名古屋ではこんな氷柱見なくなったもんねぇ〜。
おいおい、もう高校生になるという姉妹が食いついた。早速1本ずつカットしてご機嫌な2人。小学生ならばわかるけど、高校生が氷柱の武器というのもないだろう?まぁ〜2人はご機嫌だからほっとくけどね。これにてスノーモンキー見学終了。さて、お次は小布施散策へ。
← 信州・渋温泉ファミリー旅行!その⑤ おぉ〜浪漫風呂最高!
信
州・渋温泉ファミリー旅行!その⑦ 北斎と栗のまち「小布施」散策へ! →
* 地獄谷野猿公苑のHPへ!
* 渋温泉の観光サイトへ