予防歯科室 ダイセー歯科クリニック/DAISE DENTAL CLINIC

歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント
新潟県新潟市南区上下諏訪木126-1
TEL.025-373-3883

日本海デンタルショーinながおか

2008年10月07日 | ★スタッフ日誌★
こんにちは。
ダイセーデンタルクリニック勤務医の竹内優美子です。

10月4日と5日にハイブ長岡にて開催された
2008 日本海デンタルショー in ながおか
に行ってきました。

平成20年度 新潟県歯科医学大会 公開セミナー’08も併催されており、
私は4日の午後からの講演「成育歯科を目指して-小児期に多い口腔疾患への対応と食育-」のを聴講しました。
講師は新潟大学大学院医歯学総合研究所小児歯科分野准教授 田口洋先生でした。
(いつもお世話になっています

前半は萌出障害の咬合誘導のお話、後半は最新の外傷への対応、
食育のお話などなど、内容が盛りだくさんで、時間が足りないほどの情報量でした。

小児歯科では永久歯が自然に生えてこないケースに多々出会います。

・もともと歯が無い場合(先天欠損)
・さまざまな要因が重なり顎骨の中に埋まったままになってしまう場合

歯がない場合は、他の歯とのかみ合わせや顎骨とのバランスを考えていかなくてはいけません。
歯があるのに出てこれなくなっている場合は、適切な時期に適切な処置を行うことで、
歯牙萌出を誘導し、生涯にわたる健康な咬合完成の手助けができます。

また、外傷の中でも歯牙脱落の応急処置について、
歯科関係者にとってはあたりまえの「再植」についての知識が
一般的には知られていない実態があるとのお話には、
当院でも啓蒙パンフレットを用意しようと思いました。
詳細は後日改めて書いてみようと思います。

最後に食育について、

最近の母子手帳には離乳食の手順について詳しく記載されているそうで、
従来のような月齢で段階をあげていく方法ではなく、
成長発育にあわせた離乳食が推奨されているそうです。

たとえば、奥歯がまだ生えていないのに、かめないものを与えられても、
口からポイ!か、丸呑みになってしまいます。

よく噛まないで丸呑みするのは消化にも悪いですし、
噛まない習慣や、丸呑みによる嚥下癖は、その後の歯並びに影響してきます。
小児歯科には子育て支援の側面があるということがよくわかりました。



講演終了後にデンタルショーに寄っていこうと思っていたのですが、
すでに終了していました。時間を調べていなかった私が悪いのですが、
せっかく長岡まで行ったのに・・・残念でした

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