咬合育成研究会

こんにちは。ダイセーデンタルクリニック勤務医の竹内優美子です。

9月23日に東京・浜松町で行われた日本咬合育成研究会フォローアップセミナーを受講してきました。

講師である高田先生は北海道釧路市で小児歯科・矯正歯科を専門に30年にわたる臨床経験をもとに、ご多忙な診療の合間をぬって全国各地で講演活動をされています。
院長の大学時代の友人であり、私にとっては卒後研修でお世話になった恩師です。歯科医師免許取り立てで歯科治療など何もできない私を引き取り育てていただきました。
高田先生の こども歯科クリニックでは日常的に筋機能訓練を取り入れており、その経験が現在の私の診療に大きく影響しています。
釧路では高田先生はじめスタッフの皆さんからたくさんのことを教えていただきました。ご迷惑をおかけしたことは数え切れませんが、貴重な経験をさせていただき大変感謝しています。

講演内容は高田先生が日常の診療の中で何度もおっしゃっていた
幼児期のしつけ(食事・姿勢・習癖)が咬合に及ぼす影響についてのお話、舌をはじめとする口腔周囲筋の話、筋機能訓練と矯正治療の症例でした。

成長期に正しい生活習慣を身につけることは、
虫歯や歯周病の予防とともに、優れた咬み合わせを育てることにも
つながっていることが具体例とともに示され、よくわかりました。

お口の健康は生涯にわたる全身の健康につながります。
小児期の歯科受診が、患者さんの一生に与える影響を改めて実感し、
美しい咬合・美しい顔貌を育てる小児歯科を目指して日々精進していきたいと思いました。