夏川草介『レッドゾーン』を読んだ。コロナ治療にあたる病院をテーマにしたフィクション。さくさく読めました。
第1波から2年半経った令和4年の5月から振り返る形で話は始まり、長野県の小さな病院を舞台にコロナ患者を受け入れ翻弄され、葛藤する医者や看護婦と家族が描かれている。
大都市とは切迫感が異なるかも知れないけど確実に患者は発生していて、自分達は「捨てごま」なのかもしれないと言いながら治療にあたる。この病院だけが県内で受け入れをしていて、理不尽なのかも知れないけど、助け合って、話し合って乗り越えていく。
あの世の中が大変な頃、医療現場のニュースを見たりしていたけど、中の人たちはこんな感じだったのかなあと思う。
写真は最近の散歩で見かけた桜。蒲公英も咲いている。そして今はなんといってもセイタカアワダチソウが目立っている。
2023年11月4日 土曜日