3月にも来日した、Anya Hincleが今度は色んなミュージシャンと共演する、というツアーを計画した。日程はかなり長く、ライブ箇所も多く、彼女の体力も心配になるところだが、まずは初日京都、これは古い友人のJOTPとのジョイントで、サポートはPiCas。本当ならここのライブに行きたかったのだが条件が整わず、二日目、大阪のチャクラでのライブを予約した。
チャクラ、このお店へは何度も来ているが、こんなにお客さまが少なかったのは初めてだ。その分ゆったりと聴かせてもらうことができたのだが。
一番乗りだったので、リハ終わりのAnyaとしばらくゆっくり話をすることができた。8か月ぶりの彼女、元気にツアーをスタートできたようだ。早速カレーを注文。
ここのカレーは大好き。仕事帰りの相方も合流し、彼女と旧交を温めあえたようだ。そしてライブスタート。
当初、ドブロの岩城さん、パーカッションのヨッシーこと吉岡さんのふたりが参加予定だったが、前日も参加されたベースの潤さんこと谷口さんも加わり、結局PiCas全員がサポートするセットとなった。
この日のAnyaはギター1本。
彼女のオリジナル曲がメインで、合間のMCはほんとにがんばって日本語で行われた。
もうすぐ新しいアルバムができるらしい。それを持ってきてくれるのはいつになるんだろう。
ヨッシー、太鼓だけじゃなくて色んなもの鳴らしながら、歌がすばらしかった。ファルセットで付けるAnyaへのハーモニー、少し癖のある彼女のヴォーカルにぴったり合わせるのは大変だったろうと思ったら、やはり苦労したとのこと。CDに合わせてようやく歌いまわしをコピーできたと思ったら、実際に合わせてみたら歌いまわしが変わっていたらしい。
ベースの潤さん、前夜のライブでやっぱり翌日もやりたい、って思ったのかなあ。
なかなか顔が写らない岩城さん。Anyaの声にドブロが心地よく絡む
熱唱するAnya
アルバムは、タイトルなのかテーマなのか?オセアニアについて、だそうだ。そういえば彼女、精力的に各地をツアーしている。今回は家族は一緒じゃないの?と聞いたら、ゲンさん(ダーリン)は仕事で何度も来日しているらしく、今回は来なかった、と。愛娘のサチは学校があるだろうしな、と言うと彼女はサッカーに夢中だそうだ。
今、ウクライナに心を寄せた曲を歌っているそう。国ではなく、だいじなのは人だ、と。
ビールと赤ワインと白ワイン、いいペースかな。
スマホのアップはあまりきれいじゃないのが残念。
胸元にはこの日プレゼントした雑貨店のブローチ
日本語の歌は、新曲だった。
いつもは譜面台はいらないんだけど、これだけは必要なの、と言って、その曲の時だけ譜面台を近くへ持ってきた。
日本語がちゃんと日本語として直接心に入ってくる。日本人の歌でもこんなにすんなり聞こえてくる日本語はない。ことばがうまいんじゃなくて、ことばに心があるのかなあ。
ドブロとギターのインストもあった。メディテーション、って言ったっけ。
ふたり、声を揃えて熱唱しているところ。
この後まだまだ続く彼女のツアー、各地でゆかりの人との演奏が楽しめるようだ。そして最後にまた大阪に戻ってくる。ところがその時私は東京にいる予定、なので、今回のツアーはここが最初で最後になる。でもたっぷり堪能できた。何度も一緒に演奏して気心が知れたPiCasの皆さんとのライブ、Anyaも楽しんだことだろう。
最後に記念撮影をして。そういえば私、ライブに行って演者さんとツーショットとか撮ってもらうことはあまりない。なんでかな、シャイだから?だからミュージシャンとのツーショットはとても少ない。一緒にやる人とは撮るけど。(だから茶木さんと撮れなかったのが心残りなのだ。)彼女は特別。