ひな菊の丘から

大人数で偲んできました。

4月に亡くなった、宮崎勝之さん。プロのミュージシャンだから交際範囲はたぶん、とっても広くて、全国にファンの方もいっぱいいらして、音楽仲間も色んなジャンルにわたっておられたと思います。これまでにも何度か、追悼のジャム会などのお知らせは目にしていましたが、ブルーグラスの仲間が発起人になって偲ぶ会を催すというので、デイジーヒルで参加してきました。

主催したのは夫のバンド仲間で(あ、私の元バンド仲間でもあったわ。)脇を固めたのは、彼と宮崎さんの友人たち。記録のアルバムを見せてもらいましたが、6時開場のイベントに随分早くから集合して準備にかかったようです。時間帯が微妙なので、ちょっと早く到着して何か食べてから行こう、と思ったら、駅前には居酒屋みたいのしかなくて、ようやく見つけた喫茶店でサンドイッチ食べて向かいました。




主催者が司会を務めています。が、この日のプログラムを持ってくるのを忘れたそうで、携帯からネットに自分があげた順番を読みながらお知らせしています。



事前に、各バンド10分程度、曲は2曲でエピソードは明るいものに限る、とお達しが出ていました。



最初は主催者自身の属するバンド、Harvest Moon



Almostという予定だったのに、蓋を開けてみると全員揃っていました。



後ろの方に楽器を持った人たちがスタンバイ。これってまるでフェス。



受付にも友人や関わりの深い方々が。



バンジョーの吉崎ひろしさん



十年以上前になるでしょうか、深夜の番組、探偵ナイトスクープに一緒に出演された時のエピソードを話されました。



ブラブラしてる人達(笑)を集めて平日の収録に対応した、とか。この番組のオンエア、倉敷のビジネスホテルで、一家5人で見てましたわ。



どこまでいっても撮影係のO茄子



事前のプログラムでは、ごくちゃん、山ちゃん、慎となってましたが、色々追加あり。



名古屋から駆けつけた方も。






彼のアルバムと愛器とコンテストのトロフィが祭壇には飾ってありました。






一人ずつ、思い出を語ります。









島根からこのために来られたのはM屋さん



学生時代バリバリに大活躍されていた彼の姿をしばらく見ない時期がありました。久しぶりにお会いしたのは、宮崎さんと一緒にステージに上がられた、朝倉フェスの場でしたっけ。



本当に、このお二人はすばらしいコンビだったなあ、と思います。サポートは京都のお友達。



デイジーヒルもステージに上がりました。そのつもりはなかったのですが最初、出演希望者が少なかったらしく、割り当てがありました。2曲と数少ないエピソードをちょろっと。奥さまとは学生時代からの知り合いで、大切な友人だと思っているのですが、なぜか宮崎さんとの関わりが、本当に少なかったな、と今になってそれが不思議です。



予定と変わったのは、次の人達もでした。当初は、シャンさん(大学の先輩)、BOM社長と稲葉和裕さんだったのですが、なんとお兄さんも名古屋から来られたので、稲葉ブラザーズの演奏を聴くことができました。



マンドリン3本ですね。でもマンドリン弾きを偲ぶんだからいいですよね。



後ろで聴いてたのですが、横で「稲葉さんのマンドリンかっこええわあ」ってずうーっと言うてる人がいました。



次の人たちが袖でスタンバイ。



岡山から日帰りのisoさん、yoshimiちゃんです。



お二人は、岡山での宮崎さんのライブを主催されたり、学生時代のお嬢さんがバイトに雇われたり、と宮崎家とは深いつながりがあるので、この日、yoshimiちゃんはスタッフとして受付で働いてはりました。






可愛いお孫ちゃんが岡山で留守番してるらしいです。しかも翌日曜日は、地元でのコンサートに出演、それでもどうしても来たかった、この場所でみんなと偲びたかった、っていう思いがよくわかりました。



千日前ブルーグラスアルバムバンド



ベース弾き欠席のため、主催者がトラを務めてくれました。次の曲のコード聞いてるとこですか?



『くずの会』というナゾの宴会集団の話をするN口くん。宮崎さんは、ランダム選曲のカラオケで、3回続けて与作が当たって、それをものすごく下手くそに歌った、というエピソードでした。



それに続けて、「アメリカの与作を歌います。」と歌って、さらにアドリブで「与作」の言葉を入れたのは見事でした。



Suger On Top



ダイセン熱唱



三人コーラス



ねじくんのネタ



と、いつものSOTでした。ちゃんと笑いも取ってました。



後ろでスタンバイしているこの人たちは何?



という間にステージはいったん終了。スライド鑑賞の時間になりました。



東京にいる、元バンド仲間が作ったスライドに、主催者がテロップを入れたそうです。



学生時代から始まって、アルバムを作ったことや、



色んな人とライブして各地を回ったこと、コンテストで賞を取ったこと、なんかが紹介されていました。バックに流れるのは彼のマンドリン。



マンドリン教室も各地で開いてはったので、お弟子代表のお二人。この日初対面やったそうです。



O茄子、ずっと重たいカメラ持って会場内を走り回ってます。実は彼女も宮崎教室のお弟子さんなんです。



続いて、マンドリン弾き大集合。会場のマンドリン弾きは皆出といでや~、と。相方も出て行きました。「僕、マンドリン弾きか?」と言いながら。



大人数の中でチューニング合ってない、って思ったらたいへんですね。






何故か撮ってしまったツーショット



ブルーグラスの人たちが多かった中、生前親交が深かった、とのことで天野翔さんが駆けつけてくださいました。大ファンの私、写真撮るの忘れて見てしまいました。



最後は、アルバムも2枚出した、Japanese Bluegrass Band。宮崎さんのいるはずの場所には、福山からお弟子さんのマエドリンが立ちました。この日のために、S部親方は東京から。



エンディングジャムなのですが、もうこの時点で既に予定時間をかなり過ぎています。公共の場所なので、撤収時間を守らないとたいへんなことになります。後ろで見ていた私は、宮崎夫人のちあきが、椅子の収納台をどんどん運んでくるのを目撃してしまいました。もちろんステージはまだ盛り上がっています。



せやけど、そんなこと言うてられへんやん。時間は守らなあかんし、という訳で、ステージとは全く別の場面が繰り広げられていたのです。SHOさんも、「椅子なんぼ重ねたらええのん?」とせっせと運んでくださっていました。



なので、ステージ終了時にはほぼこの状態。



終了から撤収まで15分、という驚異的なスピードで完了したようです。私はPAとかはよう触らんので、テーブルやらお花やら運んだ程度ですけど。

主催者は、湿っぽくなるのが嫌やから、みんなで明るく偲びたい、と言ってこの会を企画しました。そして、大筋ではそれは成功したと思うのですが、やはりスライド上映の時は、場所が暗かったこともあり、しみじみ、この人はもういてはれへんのやなあ、という思いになってしまいました。誰にでもいつかは来る時間、とは言え、早すぎやん。
やっぱり私、アホと言われようと、やりたいことはやりたい放題にやってしまおう。この先、有り余るほどの時間が残されてるわけでなし、誰にも迷惑かけへんのやったら(いや、家族には十分迷惑かけてる、って横から娘の声が聞こえそう。)ええやんね。し残して後悔するんやったら、やって後悔するほうがいい。

私が持っている宮崎さんの写真です。ホンの少しだけど。



















コメント一覧

デイジーヒルようこ
酔っ払いさま、お仕事とはいえ、参加できなくて残念でしたね。なんぼかお役に立ったとしたら、とっても嬉しいわ。途中から前に写真を撮りに行く元気が失せて、遠景ばっかりになっちゃったけど。
帰りはダイセンと駅で一緒になって、アホ話ししながら帰宅しました。あ、途中まででしたけど。みんな、スタッフシール貼ってがんばってるの見てたら滋賀フェスが懐かしくなりました。
酔っ払い
レポートありがとうございました。
参加出来ずに本当に残念です。
会全体の雰囲気がよく分かりバーチャルでかつ時間差で参加したような気分になれました。
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