DANCE for REAL(ダンスフォーリアル・鳥取)

「DANCE for REAL」の
MITOが、鳥取県を中心に
ダンスやイベント情報について
書いています。

「ダメ出し」はしない

2013-06-04 19:48:53 | 日記
「DANCE for REAL」を始めた頃は、
ワークショップ後、1人1人に「ここをこうした方が
もっと良くなる」など、御礼を兼ねてダンスの
「ダメ出し」をメールで送っていました。

島根大学モダンダンス部に所属していた頃は、
わざわざ時間を設けてこの「ダメ出し」を徹底的に
行ない、神戸の権威あるダンスコンクールで「特別賞」を
獲ることが出来た経験から、ダンス上達の上では
必至の作業、、というのが今までの私の考えでした。

先生は生徒さんの悪いところを注意するのは
当たり前と思っていましたし、そうしないと
いけない!ぐらいに考えていました。

ただ、こちらはアドバイスのつもりで
一生懸命に指導をしても、ムッとされたり、
注意しても、間違いを直そうという姿勢が見えなかったり、、、
ということがしばしばあって、「あれ?どうしてかな?」と
疑問に思うようになりました。

お子さんがいらっしゃる方はこういう経験が
ないでしょうか?

「ダメ出し」を我が子にしてみると、「ふん、じゃあもうしない!!」
と、へそを曲げてプンプン怒ってどこかにいってしまう(汗)

そう、大人の言う「正論」なんて、子どもには全く通用しません(笑)。

良く考えたら、この「ダメ出し」って
相手のしていることを否定していることでもあります。

先日参加した「コーチングセミナー」でも、
「コーチング」の考え方の中に、「それはダメ」はないのよ!
と、先生がはっきりとおっしゃっていました。

「相手を認めてまずは話を聞く」ところからスタートする
「コーチング」の考え方が、普段のレッスンで感じていた
疑問に対する私なりの答えの裏付けになり、
今ではダンフォーのワークショップで、
この「ダメ出し」はなるべくしないようにしています。

京都に居る母には、「あんたもまるくなったなぁ」
と言われるぐらい、若い頃は遠慮なくガンガン
厳しくやっていたので、私にとっては大きな変化。

かといって、クラスで怒ったり「ダメ出し」をしないと、
ゆる~い空気になることもあり、どのようにイベントに
向けてみんなのモチベーションをあげていくか試行錯誤の日々です。

目指すは、「型はめしないオリジナリティ」を
それぞれから引き出すこと。

まだまだ学ぶことは多そうです。