だるま親爺は26歳で結婚をしましたな。
結婚を機にかねてよりの夢お店を持つことにしました。
世間一般ではバブル絶頂の時期、怖いもの知らずでした。
調理師免許はあるものの厨房での修行からマネジメントの経験に変更しただるま親爺。
お店は、珈琲専門店からのいろいろな展開を・・・考えていました。
珈琲専門店は何よりもお店の雰囲気づくりと接客姿勢と考えておりましたので、
看板となる家具として英国アンティークのミラーバックサイドボードを備え付け。
床は濃いブラウン系のフローリング。テーブルや椅子も木製の同系色のものを。
縁あって珈琲カップは山形の平清水焼 七右衛門窯を使用。
BGMは懐かしいポピュラー音楽を流しました。
和・洋取り交ぜた落ち着ける空間です。
すぐに常連さんも増えて自分らしい自分のお店をもって良かったなと実感。
お店も初月からの売上はまあまあで、計画通りのつもりでした。
ところが、バブル絶頂期が突然の崩壊。
今でも何が何だかわからずに夢の珈琲専門店は1年で経営破綻となりましたな。
破綻の原因は金利です。
銀行の借入金利は当初年4%これが一年後には3倍の年12%です。
1500万の借入で年間の利息払いが180万円
月の売上が40万円くらいで約4.5か月分利息のために働くことになっていました。
経営は一年間様子を見ながら次のステップを踏むという算段でおりましただるま親爺は大誤算。
このままお店をやっていたら破産しなければいけなくなる状況です。
いや、実際生きていくのもしんどくなりましたな。
夢破れてお店を畳むことになりましたな。
バブル期に大笑いした人も多かったでしょうけど、バブル崩壊後の大泣きした人はさらに多かったと思います。
こんな時期、何もしないでいられたら平和な人生だったかもしれません。
この後には金利で大きく稼ぐこともできたでしょうから。
ま、後悔はしていませんよ。
だるま親爺は、「七転び八起き」をモットーにしていますのでな。