ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

ほいとぼのブラ街歩き:小樽の勝納川に鮭の産卵を見に行く!(後編)

今回は小樽の勝納川に見に行った「鮭の遡上上限を見に行く」の後編です。国道5号線の橋の下から再スタートして、河口から4km上流の奥沢水源池手前の天神橋まで見に行きました。

5号線の橋の下は流れが緩やかで、数十匹の鮭がその先の段差工(階段状の堰)を上る前に身体を休めているようでした。

しかし、鮭は河口から、見たこともない上流の産卵場所へ何を頼りに泳いでいるのでしょう?

本当は、勝納川生まれではない鮭たちが遡上している可能性も高いと思います。というのは、勝納川では、人工孵化放流を行っていないから。そして、今年も小樽運河につながる鮭が絶対に遡上できない川にも数百匹が押し寄せています。

この図は、私の勝手な妄想で迷い鮭が小樽の3つの川に間違えて遡上する理由を図にしたもの。鮭は産まれた川を磁場で探し、最終的には川の匂いで遡上すると言われているようです。オレンジ色の石狩川、余市川、古平川、美国川が人工孵化放流を行っている川で、石狩湾の構造上、磁場でこの辺とやってきても、川の水が混ざり判断が迷うのではないか。それで、違う川に迷い込むということではないでしょうか。

まあ、そんなこんなでも、鮭は遡上して産卵場所を探してその生命を終えることになります。しかし、遡上途中で、幾多の鮭たちが水底に、沈んでいました。命をつなぐために、命をかけて、遡上する鮭たちに、頭が下がります。今回の観察でも、産卵準備をしていた鮭たちを2箇所でみました。勝納川産の鮭もいないわけではないでしょう。産卵場所を見つけた鮭たちの子供が、4年後に戻ってくるのを想像するだけでも楽しいでは有りませんか?いや、本当に戻ってきてほしい。

そして、小樽の街なかの川に、鮭が、のぼってくる。そんな自然が、守られてることにも、感謝の素敵な旅でした。

小樽に住んでいれば、もっと詳しい観察もできるのですが、旅人の身ではそれも叶わぬことでした。

でも、また、来年も勝納川を訪ねて鮭に会いたいと思います。

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