赤城山山頂の「四本楢」はどこにある?
戦前の観光絵ハガキがヤフオクに出ているのを知りすぐに入手してSCANしたのがこの画像です。赤城少年自然の家の周辺を歩いて探したり、FB上で情報も集めましたがわかりませんでした。
昨年12月20日の「あかぎ会議」に出席された塩原純子さんに尋ねると、さすがです、すぐに答えが返ってきました。
「四本楢は、(よんほんなら)でなく(しほんなら)と言ってもう枯れて倒れてしまったのよ。句碑の道の相葉有流の句碑の横にあり、【生きて芽吹きて 風倒の楢 霧まみれ】はこの四本楢を詠んだ句ですよ。」
先日スノーシューツアーガイドの下見で「句碑めぐり遊歩道」を歩き確認してきました。
新坂平から県道を下り沼尻の青木旅館方面への分岐から前橋市赤城少年自然の家の手前までのなだらかな平地をこのシンボルツリーにちなんで「四本楢平」(しほんならだいら)と呼んだそうです。
「四本楢」は残念ながら「風倒の楢」になっていました。
最後の1本がとうとう倒れてしまった後も春には新芽が芽吹いたそうです。
【生きて芽吹きて 風倒の楢 霧まみれ】(相葉有流)
この句はその様子を詠っていますが、前期高齢者の私には身に染みる句ですね。枯れて倒れてもなお芽吹こうとする生命力と霧に覆われてしまう不安を表しているのでしょうか。
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