ヨドバシとビックの一部店頭で触れられます
テックワンは予約開始に合わせて、ヨドバシカメラやビックカメラの一部店舗店頭において実機展示も開始。店頭で実際に触れてからの購入が可能になります。
さらにカラーバリエーションモデルとして、ピンク色の「さくらピンクエディション」を6月上旬に追加発売します。こちらの想定価格は通常版と同じ9万5000円前後。
OneMix2Sは海外にて既発売のモデルですが、今回の日本向けモデルは、技適マークやPSEマーク付きのACアダプターといった、日本における認証を取得。さらに1年間の国内製品保証も受けられます。
OneMix2Sは、いわゆる「Core m系CPUを搭載した、360度回転ヒンジ(Yogaタイプ)搭載のタブレット兼用PC」に属するモデル。本体サイズ182×110×17mm(幅×奥行き×厚さ)、重量は515gの、小ささと軽さが魅力です。
基本仕様としては、ディスプレイが1920×1200解像度の7インチ液晶、CPUにはインテルのCore m3-8100Yを搭載し、RAM 8GB、ストレージは256GBのPCI Express接続SSD、OSはWindows 10 Homeといったところ。
【お詫びと訂正:5月23日15時】当初OneMix2Sをファンレス動作と記載しておりましたが、同機種はファンを搭載しておりました。読者および関係者の皆様には、訂正の上お詫びいたします。申し訳ございませんでした。
拡張端子は、USB Type-C×1(5Gbps、USB PD電源入力兼用)、USB 3.0×1、マイクロHDMI、マイクロSDカードリーダ、ヘッドホン兼用マイク端子など。バッテリーは6500mAh内蔵タイプで、公称駆動時間は8~10時間です。
さて、発表に先んじて行なわれた記者説明会では、ONE-NETBOOK Technologyの副社長、Jason Zeng氏より、速くも日本での第2弾、第3弾製品の予定が公開されました。
まずは、512GBのSSDを搭載したOneMix2Sの限定モデル『Koi Edition』と、CPUをCore i7-8500Yに強化した『Platinum Edition』を直販限定で発売。
さらに7月下旬には、8.4インチ、2560×1600解像度液晶を搭載する上位モデル『OneMix3』を日本でも発売予定と公開。OneMix3は海外で発表済ではありますが、日本での7月の投入は予想以上のハイスピードです。こちらの本体サイズは204×129×14.9mm(幅×奥行き×厚さ)。
なおOneMix3は、モデル名から受ける印象とは異なり、OneMix2Sの上位モデル。両機は併売されます。このあたりは、画面や本体サイズの差に厳しい(=大きければ良いというわけではない)という、小型PCならではの事情にもよるものです。
3の特徴は、本体の大きさに由来する、サイズ的な余裕のあるキーボードやSurface Penと(データ仕様の)互換性を持った筆圧4096段階対応のペン入力機能、そしてCore i7(ただしCore m系である点は2Sと同様)や16GB RAM搭載など、より基本仕様を高めたモデルを用意する点など。
このようにOneMixシリーズの日本版は、技適なPSEといった海外モデルの弱点となりそうな点の強化や、購入時に悩ましい店頭での展示などにもフォローがなされた、かなり力の入ったサポートが加えられての参入となりました。
店頭展示用の什器(じゅうき:ディスプレイ用器具)も、タイトル写真にあるような力の入った作りとなっており、このあたりからもONE-NETBOOKとネットワンの気概が伺えます。
OneMix2S自体は既に「ヘビーユーザーの間でもはや定番となりつつある」ほどの実力のモデルだけに、販売ルートの大幅な拡大は個人的にもファンである筆者としても嬉しいもの。小型PC市場を盛り上げるという観点からも歓迎したいところです。