このお値段でCPUやカメラなどの基本機能はそのまま。
2019年6月に発売されたBlack Shark 2はクアルコム製のフラグシップ機向けCPU(SoC)のSnapdragon 855を搭載し、ゲーミング特化モードである「SHARK SPACE」機能などを備えたモンスタースペックのゲーミングスマートフォンです。
今回発表されたモデルでは、CPUや機能などはそのままに、動作メモリと本体ストレージ容量を半分(6GB RAMと128GB ROM)にしたもので、10代から20代の「BLACK SHARK 2が欲しいけれど、(現在売られているモデルでは)税込み価格で約10万円もするため、手が出せない。」というユーザーの声に応えた形での登場となりました。
元々、国外モデルのBlack Shark 2は動作メモリや本体ストレージの異なる4種類のモデル展開をしており、今回はその中の一番下位にあたる「6GB RAM/128GB ROMモデル」をローカライズしての販売となります。(それでも現行のキャリア向けAndroidスマホのフラグシップモデルと同等クラスのスペックですが)
カラーバリエーションも現在販売中のものと同じく、フローズンシルバー・グローリーブルー・シャドーブラックの3色展開です。
動作メモリやストレージを半分に抑えてはいるものの、それ以外の機能は据え置かれており、ゲーミングモードの「SHARK SPACEモード」のほか、感圧タッチセンサーのForce Touch・AIによるシーン判別可能な4800万画素+1200万画素のデュアル構成のリアカメラや、2000万画素のインカメラ・デュアルバンドGPS・高精度な画面内指紋認証、そして豊富に用意された専用のオプション機器への全対応など、Black Shark 2の基本機能はそのままに、スマートフォンとしての基本性能の高さは依然として非常に高いものとなっています。
と、言うよりも国内で展開しているSIMフリーのAndroidスマートフォンのカテゴリーにおいて、「50,000円以下(税別)で購入可能なフラグシップ級の性能をもった端末」は唯一無二の存在といえるでしょう。
ちなみに、現在発売中の上位モデルとのもう一つの違いとして、「同梱品にUSB Type-C接続の専用イヤフォンのみ入っていない」ということです。
手に取りやすいゲーミングモデルのスマホでもあり、ゲーミングモデルということを考慮しなくても、抜群に基本性能の高いAndroidスマートフォンとして、普段使いのメイン端末としても十分に魅力的な1台と言えるのではないでしょうか。
▲廉価モデルといえど、それでもハイエンド級のハイスペック。メイン端末としても余裕で戦える性能です
販売はTAKUMI JAPAN公式のKAZUNA eSHOPからの通信販売のみとなっており、本記事公開時点で、すでに事前予約を受け付け中です。(今後、Amazonでの取り扱いも考えているそうです。)
発売は8月下旬を予定しており、初回の予約受付数は1,000台で、それ以上の台数の予約については随時発表していくとのこと。
個人的にはかなり手の出しやすい価格になったので、どこかのMVNOキャリアが回線セット売りで、さらに手の出しやすい価格で提供してくれないかなぁ、とも思ってみたりしてます。