裏はノッチにしたら?
表側のメイン画面には、カメラを置くノッチもパンチホールもない、なぜならカメラ自体がない「オールスクリーン」な6.39インチ有機ELディスプレイを採用します。
裏面にはカメラと少し小さな5.49インチ有機ELディスプレイを搭載。通常はすっきり広々としたメイン画面を使い、自撮りやビデオ通話などディスプレイ面にカメラが必要なときは裏返して使う発想です。
Gallery: 表裏2画面スマホ Vivo NEX Dual Display Edition
表裏のデュアルディスプレイで片面はノッチなし(カメラなし)オールスクリーンを実現した端末としては、Nubia がすでに Nubia X を発売しています。
▲Nubia X(左)と Vivo NEX デュアルディスプレイ(右)の背面、あるいはカメラ面比較
Nubiaはあくまで自撮りモニタ用のサブ画面的な扱いでやや小さく、解像度も低いのに対して、NEXは裏面も普通に画面が広いスマホのようです。
Nubia Xはメインが液晶、背面が有機ELの異方式サンドイッチだったのに対して、NEXはどちらも有機EL。
表示内容によっては低消費電力にできる利点を活かして、メイン画面を使っているときは背面に壁紙を表示して、可変デザインスマホのように扱うこともできます。
NEX デュアルディスプレイの新しい提案は、カメラ撮影時に表にも裏にも同じカメラモニタ映像を表示するミラーモード。
撮る側だけでなく撮られる側もプレビューを見られることで、鏡に向かうようにベストな表情なり姿勢ができるという触れ込みです。
メインカメラの仕様は、12メガピクセルのソニーIMX363センサにf/1.79レンズ。さらにボケ効果の補助に2メガピクセルのサブカメラ、顔認証や奥行き認識(ビューティーモードやAR)用にToF式の深度センサを搭載します。
そのほかの仕様は、クアルコムSnapdragon 845プロセッサ、10GB RAM、128GBストレージ、3500mAhバッテリー、デュアルSIMなど。
オーディオには旭化成エレクトロニクスの高品質DAC AK4377Aを搭載。可動式カメラでオールスクリーンを実現したNEX Sと同じく、ディスプレイ一体型指紋センサも載せています。
中国での価格は4998人民元、日本円にすると約8万2000円ほど。中国本土では12月29日発売です。中国国外向けの「グローバル」版はあとから登場予定。
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