キング!
今週1番のニュースと言っても過言ではないでしょう。Sonyがα7R IVを発表。業界初の35mmフルサイズ、6100万画素センサー搭載のミラーレスカメラです。Sony USの公式ページでは「大きな節目」と書かれており、その期待の大きさが伝わります。夏の終わりに海外で発売予定(アメリカ9月、ヨーロッパ8月、日本未定)のα7R IVを、米Gizmodoが一足先に触ってきました。
カメラ業界にとって、去年はなかなかワイルドな年だったと思います。デジタル一眼レフやセンサの小さいミラーレスカメラに注視してきた多くの企業(キヤノン、ニコン、パナソニック)が、フルフレームミラーレス業界に参入しました。EOS R、NIkon Z、Lumix S1…盛り上がっております。が、彼らがどれだけ挑戦してこようとも、フルフレームミラーレス分野において王者に君臨するのはやっぱりSony。日本におけるα7 IIIの売り上げは、EOS RとNikon Zを足してもかないません。そして今回の7R IVで、Sonyはさらなる高みへ。
まず特筆すべき点は、なんといっても超高解像度6100万画素のセンサーを搭載していることで、Sony曰くこれはフルサイズミラーレスカメラでは初めてのことです。連続撮影速度は最高10コマ/秒、15ストップのダイナミックレンジ。競合モデルはもちろん、一部のミディアムフォーマットカメラすらもしのぐピクセル数です。さらに240MP(2億4100万画素) のシフト撮影モード、567点像面位相差オートフォーカス。ボディも耐候性となり、グリップも新しくなっています。もうね、完全なる全方位アップデート、死角なし。
6100万画素センサ!というのにばかり目がいきがちですが、個人的に感動しているのはSonyが業界のオートフォーカスシステムの水準をどれだけ押し上げているかということ。瞳AFがアップグレードされ、リアルタイムで人間や動物をトラッキング可能。動画撮影中もトラッキングできます。新たなアルゴリズムを採用したことで、被写体の突然の動きもブレずに追うことができるのだとか。
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