持ちやすく見やすく電池持ちもいい
さらに販売を開始して25日間で累計販売台数が100万台を超えており、大ヒットと言われたGalaxy S8シリーズが記録した37日間を大幅に更新していることが明らかになっています。つまりGalaxy Note10シリーズはサムスン史上過去最速で100万台を販売した機種ということになります。
筆者は海外版のGalaxy Note10+/256GB/Aura Glowを購入しました。この記事では約1ヶ月使ったGalaxy Note10+のレビューをしてみたいと思います。
片手操作はケース装着で快適
Galaxy Note10+は6.8インチのディスプレイを搭載していますが、アスペクト比19:9で、さらに画面の端を局面にしたエッジスタイルを採用することで、大型モデルとしては非常に持ちやすくなっています。一つ問題に感じるのが、片手操作をする際に、エッジ部分に触れてしまい、誤反応が起きてしまうことです。これは、ケースを装着することで解消できます。ケースを装着することで、Edge部分が僅かにケースと重なるため、片手で持った場合でも誤反応が起きづらくなります。
ただ、今回購入したのはお気に入りの新色「Aura Glow」ということもあり、出来ればケースを装着したくありませんでしたが、やむなくクリアケースを装着。片手操作がかなり快適になったほか、Snapdragon 855の搭載、およびRAMが12GBに強化されたこともあり、動作に関しても非常に満足です。
大型ディスプレイは正義。
Galaxy Note10+は6.8インチの有機ELディスプレイを搭載しており、初期設定ではFHDとなっていますが、2Kに変更することもできます。表示解像度も重要な要素ですが、何より6.8インチの大型ディスプレイに圧巻されます。有機ELディスプレイを搭載していることに加え、最大輝度が高いことからも、明るく、見やすく、綺麗の3拍子が揃ったディスプレイとなっています。
写真や動画を見るときはもちろん、Chromeで調べものをするときなど、常に見やすいディスプレイであることに非常に満足です。
またGalaxy S10シリーズと共通してGalaxy Note10+はパンチホールを採用していますが、写真や動画などを見ているときに邪魔になることもありません。
1日余裕で持つバッテリー
Galaxy Note10+は4300mAhの大型バッテリーを搭載しています。多くのユーザーが気にするであろう電池持ちですが、動画を1日1時間程度。ゲームを1日30分程度、その他Chromeを4時間程度の使い方であれば、余裕で1日電池が持ちます。だいたい寝る前に電池残量を確認すると40〜50%の時が多いです。筆者はライトユーザーな方だと思いますが、Galaxy Note10+の電池持ちを考えると、ヘビーユーザーの方でも1日電池が持つと思われます。
多くの人にとってモバイルバッテリーは必須アイテムとなっていますが、Galaxy Note10+はモバイルバッテリーとほぼ無縁な存在です。
また充電速度も速く、付属の25Wの充電器でも30分で60%程度。1時間ちょっとフル充電することができることからも、万が一寝る前に充電を忘れてしまっても、朝起きてから、家を出るまで充電しておけばほぼフル充電することができます。
ライブフォーカスは及第点。
Galaxy Note10+は12MP+12MP+16MP+TOFセンサーを搭載しています。さらにGalaxy S9シリーズで初めて搭載された照度に合わせて絞りを自動調節してくれるデュアルアパチャーも引き続き搭載しています。画角の切り替えもスムーズで、特に超広角カメラは他社製品と同様に迫力があります。またシャッターボタンを押してから、写真を保存するまでの時間も1.5秒程度と高速なのも魅力です。
このように、完成度の高いカメラを搭載していることに違いはないのですが、ちょっと気になるのはライブフォーカス機能です。いわゆるボケの撮影になりますが、オートフォーカスが遅く、さらに被写体と背景の区別が上手く認識されないことが多いです。Galaxy Note10+に限った話ではありませんが、ボケで撮影する場合は、一度で上手く撮影できる時もありますが、何度も撮り直すことの方が多いです。
ToFセンサーの搭載によって、Galaxy S10+より改善していることを期待していたのですが、筆者の期待値があまりも高すぎたのか、及第点という印象です。
指紋認証の不満は顔認証で解決
1ヶ月使ってみて不満に思うのは超音波式画面内指紋センサーです。認証精度は及第点といったところで、iPhoneのTouch IDやXperiaのように、スムーズな認証をなかなかすることはできません。またディスプレイに統合されていることから仕方がないのですが、指紋認証の場所を確認する必要性があり、iPhoneのTouch IDやXperiaのような本体を見ずとも指紋認証ができるといった手軽さもありません。
サムスンが超音波式画面内指紋センサーを搭載したのは、Galaxy Note10シリーズで2シリーズ目です。まだまだこれからの技術であることからも、認証精度や認証速度の改善はこれからだと思われます。
ただGalaxy Note10+は顔認証も搭載しており、さらに設定画面において、超音波式指紋センサーを優先するのか。顔認証を優先するのか選択することができます。筆者は、顔認証を優先設定にして、超音波式指紋センサーを補助的に使っています。
この設定に変更してからは、生体認証にストレスを感じることはなくなりました。サムスンはGalaxy S10シリーズを発売以降、アップデートを重ねることで超音波式指紋センサーの認証精度を改善しています。今後のアップデートで、ストレスなく使えるように改善されることに期待しています。
約1ヶ月使ってみて、Galaxy Note10+はまさに「満足」の一言です。超音波式指紋センサーや、Edge部分の誤反応など、不満もありますが、それ以上に満足することの方が多いです。
Galaxy Note 10+は日本でNTTドコモとKDDIが取り扱っています。