8月お盆時期の「おおさど丸」エンジントラブル事故・新潟-両津間を結ぶ佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」が故障、長期欠航については、好き勝手なことを一言二言、言わせてくれば「役員の無能ぶりを露呈」ではないでしょうか。
日本人は以前から危機管理が下手な国民といわれてきましたが、欧米化?の影響でかなり改善されてきましたが、でも、社長のマスコミへの会見で「長期間の故障を想定したマニュアルがなく、危機管理体制に不備があった」と堂々と(正直に?)述べていました。ビックリ!佐渡汽船は島民の「ライフライン」です。電気、ガス、道路と同じです。電気ガス事業者は、危機管理体制はある程度できていますので、まさか佐渡汽船が考えていないとは・・・エンジントラブルで1隻体制、当然想定されます、航空会社もそれに対応したBCP(事業継続)を策定しています。この問題は、1隻体制になればお客さんにある程度の不自由をかけるのは、しょうがないことですが、これを想定したBCP,危機管理体制をしいていれば、被害を最小限にすることも可能です。「カーフェリーをリースは、乗客や車両を積み込む港湾施設の高さが合わないなどのため、リース船では代替が不可能」も理解できますが・・お客さんから、「欠航について何も連絡がない」「ホームページには通常運行と記載されていた」「1000件のホテル予約取り消し」「あまりに対応が悪い」「窓口の奥は涼しい風がくるが・・」などなどのソフト面の批判は、危機管理体勢をしいていれば、少しでも減らすことができたのでは?できたはずです。
またビックリしたのは、社長の会見で、「一番の混乱期に社長が不在だった」の質問に 「社内規定の見直し・・・」社内規定がどうのこうのでなく、こんな状態でどこに居ようがトップが直ぐ陣頭指揮するのは常識と思うのですが・・(役所でも、有事の際は市長が陣頭指揮をしますが、社長は税理士あがりでそのような危機管理イメージ能力がないのもしょうがないと思うが・・)
今回の事案は、たぶんお客さんによっては、インターネットを通じて苦情や、動画サイトで批判を浴びるのも想定しなければなりません。今回の負のイメージを払拭、ばん回するためには、かなりのエネルギーが必要です。行政、観光協会等と一体となり問題解決、今後の危機管理体制見直し、BCP策定等に尽力していただきたいです。その前に、いまの社長は当然、役員の皆さんには出直していただきたいような気がしますが。・・・
佐渡市の対応は、よかったと思います。佐渡市は、佐渡汽船と比較して、はるかに危機管理能力はあると思います。
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