オーク材は我々日本人にとって、どんぐりの木として馴染みの深い木です。
童謡「どんぐりころころ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
実は昔から日本人とは関わりが深く、縄文時代には栗や胡桃と並んでどんぐりを主食としていました。
現在でも餡にミズナラやコナラのどんぐりを用いた岩手県野田村の「しだみ団子」があります。
オークは中でもワインやウイスキーの樽として使われていることで有名です。
数ある木材の中からなぜオークが使われているのか、理由は大きく分けて2つあります。
1点目は導管(水分や養分を運ぶ道)の中にチロースという物質があり、それが導管にびっしりと
詰まっているので水分を通さず、液漏れをしないためです。
2点目はオークの持つタンニンやポリフェノールといった成分が、樽の中で溶け出すことにより
深い味や香りが生まれるためです。
また、タンニンには虫が嫌がる物質があるため害虫にも強い天然の虫コナーズというわけです。
オークはここ数年、床材として人気があります。
理由は密度が高くて堅いから!
強くてしっかりした木であり、木目がはっきり出てきて重厚感があります。
そのオーク材を家具用に甦らせ、フローリングに仕上げたのが当社がおすすめする「無垢フローリング」です。
木材は人間と長~く付き合うものなんですね。一緒に良い年の取り方を楽しみたいです。