しのちゃん、昔々、ちょっと変わった塾をしてました。
成績のいい子は入れません!
不登校の公的な教室がなかった頃、受け入れ
通学に付き添ったり、この子のペースでスケジュールを決めつつ
いろんな話をしながら、過ごしたり
院内学級がまだなかった頃、退院まじかの子を教えたり
塾の子で長期入院した子と、ベッドの側で一緒に勉強したり・・
そんな長期入院した子の中に筋ジストロフィー症にかかった子がいました
この子は高校入学後もうちの塾に来たいと、ずっと来てました
小学校4年の時から来てました。
高校3年の時、発症しました。
しばらくは県内の病院に入院し、治療を受けてましたが
そのうち、県外の病院に転院する際、ご家族全員もその病院の近くに転居されました
それからも、手紙、電話、PC、携帯と機種は変われど
毎日、元気だよお知らせが来てました
特に、しのちゃんがブログを始めてからは
ずっと毎日、感想文とチッェク箇所指摘がありました
でも、足が動かなくなり・・・手も自由に動かすことができなくなり・・・
それでも、時間をかけて、リハビリだからと、メールを送ってくれてました。
ここ何年かは、50音版を使って、看護士さんが代わりに
見たよメールと笑顔のスタンプを2つ送って来てくれました
それが先週から途切れました
お母さまから電話があって、時間の問題だと。。。。
そして、今朝未明に息を引き取ったと連絡がありました
ののちゃん! 20年、よく踏ん張って踏ん張って、頑張ったね~!
あなたが涙を流したのは一度だけ
病名が判明し、夢が消えた!と・・・・・・
それ以後はどんなに辛い事があっても、食いしばって我慢してたね。
自分の命目いっぱい生きるんだって言ってたよね。
塾の仲良し仲間にも知らせたよ!
みんな頑張ったねって!
そして、今日ののちゃんが好きだった、ピンクのスニーカーを贈るってよ。
それを履いて、思いっきり走ってね
みんな、ののちゃんが支えだったんだよ
ののちゃんが頑張ってるから
私も頑張るって、つらい事も苦しい事も乗り越えられたって!
しのちゃんだって、そうだよ!
少しずつ短くなるメール、少し病状が進んだんだなと思いながらも
メールを待ってたんだよ
あなたが支えてくれてたんだよ。
ののちゃん! あなたは最高の教え子です!
これからも、ずっと、ずっと、ずーーーっと、一番の教え子です!!
ありがとう
合掌