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新指導要領の意味

2012年12月07日 | 教育情報
 世界の主要国と比較して低くなった日本の教育レベル。これを世界に通用する学力へとアップさせるために2012年4月から学習指導要領が改訂されました。文科省の田中真紀子大臣が大学3校の新設設置を認めないとことで話題になった部門で決めたことです。
 これにより、小中学校の教科書内容が大幅に増加改訂。授業時間も増えました。5教科平均では約47%増。数学は63%増、理科は77%も増加しました。つまり理系科目が大幅増となったわけです。
 また、主要教科では授業時間も増加し、特に中3は、その増加が著しく、高校入試にも大きな影響が出てきます。数学は、練習問題数が1.8倍、英語は単語数が従来900語から1200語に、理科はイオンが、社会は世界史が復活しました。増加した分野は、かならず入試には新傾向問題として出題され安くなります。
 ただ、問題もあります。大幅に増やした教育内容は世界にどれだけ通用するものか、またその受け皿となる高校や大学の教育の質はどれだかアップし、教育改改革が進んでいるのか。指導する先生方の教える力量や、担当する時間と内容に掛けられる時間は余裕があるのか。もっともっと、世界に通用し、リーダとなれる人材を多く生み出すには課題が山積しています。

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