日本では、2020年4月から5Gの注目度が上がっています。ですが、今のところは様子見をしているユーザーが多く、5G対応スマートフォンがあまり売れていないのには、次のような理由があるからとされています。
そもそも、5G対応スマートフォンは「利用できるエリアが多くない」ので注意してください。5G対応スマートフォンは4Gではないので、新しく設置された5G用のスポットでなければ、5G対応スマートフォンをフル活用できない状況にあります。
補足となりますが、3G・4Gともに「提供初期から対応エリアが広い」という特徴がありました。ですが、5G対応スマートフォンの場合は、これとは逆の状況にあるため、多くのユーザーが様子見をしている状況となっています。
5G対応スマートフォンが使えるエリアですが、そのほとんどで「都市の中心部」となっているため、基本的に広範囲に展開していくのはまだ先・・・と思ったほうが良いでしょう。そもそも5Gサービスは、「商業用のものを意識している」のであって、急速に各家庭に提供することを視野に入れているわけではありません。
テレビコマーシャルを見ると、各家庭に5Gが届けられて・・・と捉えられるのですが、これらは「あくまでもイメージ」なので注意してください。
5G対応スマートフォンが売れていない理由には、「5Gを必要としていない」からという理由もあります。テレビコマーシャルなどを見ていると、待ちに待った5G・・・というイメージになりますが、実際に4G・5Gでアンケートを取ると、今のところ5Gを必要としている人は少数派なのです。
そもそも4Gの時点で、インターネットの主だったサービスは高速で利用できるようになっていますし、今では、300Mbps以上の通信回線も珍しくありません。これらの要素が重なり合って、今のところは5G対応スマートフォンを購入しない流れができているのです。
その他の理由では、「5G対応スマートフォンに好みのものがない」という理由もあります。実際に大手キャリアで5G対応スマートフォンについて調べると、「docomo6機種、au7機種、Softbank4機種」となっているため、それほど5G対応スマートフォンは多くありません。
しかも、5G対応スマートフォンの多くは、従来品よりもかなり値が上がっているので、簡単に購入できるようなスマートフォンではないのです。高いものでは軽く12万円を超えるようなモデルもありますし、なによりもフラッグシップモデルに相当するため、これから中古スマートフォンとして出回るようになっても、あまり安くならない可能性が高いのです。
そして、4G対応スマートフォンを見回すと、3万円前後で購入できるようなスマートフォンでさえも、今では300Mbps以上の通信が可能なモデルが増えてきました。そのため、価格を気にすると5G対応スマートフォンは購入できず、インターネットのサービスエリアを確認しても、5G対応スマートフォンの購入は後回しにして問題ないという結論になります。
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