こんなに食に執着するのは日本人くらい? メキシコ人同僚にツッコまれた。
ヤフー記事でこんなのが有りました。
「コンダテ!?メキシコのオンナ、コンダテナンカ悩ンダ事ナイヨ!? ホンマニアンタラナ!?テレビモ食ウ番組バッカリヤシ、ニホンジン、食ウコトシカ 考エテナイネ!?」
そのとーーーりです。
ええやろ、ざまーみろ ! です。
こんな状況になったのは、バブルの時に、グルメブームが来てからです。
それまでは、餌、同然でした。
レパートリーなんて、ほとんど無かった。
子供の頃は、毎日同じ物ばかり食べさせられました。
以前も書いたかもしれませんが、高校生の時の弁当なんか、
でかい弁当箱にご飯を敷き詰め、その上に醤油で甘辛く炒めた鳥のそぼろを
埋め尽くしているだけで、隅っこに私の大好きな、
らっきょうを入れている弁当でした。
それが、ほぼ毎日です。
私はそれが好きだったので、たいして気にならなかったのですが、
弁当箱の蓋を開けると、らっきょうの強力な匂いが放たれ、
教室中に蔓延し、みんなに嫌われ、隅っこの窓際の席に座らせられ、
一人寂しく食べていました。
弁当を持って友達の所に近づいて行くと、逆に、みんな逃げて行きました。
あんなに美味しいのに。
現在でも、家でカレーを食べる時は、私は必ずらっきょうです。
やっぱり、家族に嫌われています。
あんなに健康にいい物はないのに、なんで、そんなに嫌われるのでしょう。
健康を意識する方々は、当然、大好きですよね ?
誰か、はい ! と言って下さい。
エモい女性の方々 ! そうですよね。
らっきょうを、くわえている映像をインスタグラムにあげて下さい。
私はエエ歳しているので、そんな恥ずかしい事はできませんが。
ところで、卵料理と言えば、震災前まで三ノ宮駅前でやってた、
中華料理屋の辰華軒の芙蓉蟹(ふようはい)です。
ここのは、絶品でした。
いろんな所で食べましたが、ここ以上はまだ無いです。
作っている所をよく見ていましたが、とても真似は出来ません。
でかい中華鍋に溶き卵と具材をちょっこっと入れて、
炒めながら、三つに、うまい事分けて、
最後には、丸い三個の芙蓉蟹を一つの鍋の中で作ってしまう。
凄い手際がよく、あっという間にできてしまう。
とにかく芙蓉蟹は、中が、ふわっと半生で、分厚過ぎず、
具材も多すぎず、端っこは、ちょっと焦げていて、
半透明な餡の中に沈んでいる。
あくまで、具材は、卵料理のお口直し程度です。
目玉焼きでもそうですが、ちょうどいい火の通り具合が命です。
自分でもチャレンジした事が有りますが、とうてい無理でした。
あれこそ本当のプロの技です。
また、食べたいなーー。