葬儀の準備をするのに、「大きな鍋の中で、ぐつぐつ煮えていました」
のくだりで、先生が何を煮ているのかを問うと、
小学生のグループが出した答えが、
「死んだお母さんを鍋に入れて消毒している。」
「死体を煮て溶かしている。」と答えたそうです。
これは数人のグループで出した答えだそうです。
そして、中学生三人の会話が、「エグイ」「ヤバイ」「死ね」
の3語で、ほとんどが終わっている。
近年、PISA(国際学習到達度調査)で日本は読解力が、
OECD諸国の中で15位だった。
不登校の子供に何故学校に行きたくないのと聞いても、
「わからない」がほとんどになっている。
自分が抱えている問題を把握し、どうしたらいいのか、どうしたいのか、
という思考ができなくなっている。
この問題は、最近、大人でも、いっぱいあると思います。
それが例え高学歴であっても同じです。
やはり、詰め込み教育の弊害でしょうね。
ただただ、教科書の丸暗記をして、いろんな人との議論や会話をしない。
一番面倒で難しい、自分の思う通りにならない他人と,
関わり合う事を避けてきて、楽な事ばかり選択し、親はさせてきた。
そして、学校のテストの点数さえ良ければ親は喜び、いい大学に入れて、
大きな会社に勤めて出世する事が、全てに優先するという、
日本の大人社会が作り上げて来た理想郷が完結した結果です。
自分の頭で考えて、個性を出す事をとことん排除して来た、
このような副作用も仕方がないので切り捨てるはずだったのが、
副作用が強すぎて困り出した。
どこかの地方議会の議員さんなんかの答弁も、一つの例だと思います。
私も色んな人間と接してきましたが、
一体、何をしたいのか、して欲しいのか、全く分からない人が多い。
こっちが、しっかり順序だてて細かく聞こうとすると、
嫌になってくるのか、その内イライラして逆ギレしだします。
そんな人が、社会的な地位の高い人やら、そうじゃない人まで、
満遍なく存在しています。
日本は、本来、本当の勉強の意味を無視してきた来たのではないですか ?
何故ゆえに勉強をするのか、しなくてはならないという理念を後回しにし、
明治時代の富国強兵から、ずっと変わらない、
お国の為であり、強い兵隊になる為に、
とことん、滅私奉公を強いて、個性を消す事を徹底してきて、
しっかり、その成果が出た現象が、こういう形になった。
映画の、ザ・クリエイターのAIよりも、
人間味の無い人間を作り上げてきた結果、今の日本は映画の通りの、
社会主義をも超越した理想郷になりました。
人の気持ちを慮るなんて、糞喰らえです。
しかし、個性の塊の京都人のイケズ文化だけは、
残り続けて、永遠の不滅となるでしょう。
欧米人が大好きな京都のイケズを題材にした映画を、
是非とも作って欲しいものです。
まあ、エグイくて、ヤバくて、死んでも、絶対に無理でしょうね。