中国が保有している高速列車の世界最速記録が間もなく破られます。
従来の時速350キロの運行速度が時速400キロに引き上げられます。
これまでの中国の高速列車の部品のかなりの部分は、
ドイツや日本製を使って造られていたそうです。
それが、経済制裁で、その部品が入らなくなり、自国で造った結果、
軽量化とパワーのアップができたから、これまでの世界最高速記録を塗り替え
350キロを400キロにするんだそうです。
列車を高速で走らす上で、とても重要な部品が車輪とレールです。
特に車輪が、重要であるのは、誰でもわかる事で、
それを製造する技術が無かったから、他国から輸入していた。
車輪とそれに使われるベアリングの素材の丈夫さ、真円度の高さ、
そして、すり減るからこその、しっかりしたメインテナンス、
日本の新幹線でも問題になった、シャシーや、ショックを抑えるバネの、
丈夫さが無ければ、高速になればなるほど、負担が大きくなり、
損傷する可能性が高くなる。
現地の中国人でさえ、世界最速にこだわって、
安全性を無視しているんではないかと疑っているそうです。
日本の新幹線でも、もっとスピードを上げれるでしょうが、
最大限に安全率を見込んでの現在のスピードだと思います。
だからこそ、開業以来、大事故は無かった。
中国に於いては、日本やアメリカ、ドイツの先進国を追い越せとばかり、
国威発揚の為に国家の威信をかけて、高速鉄道を造り、
それをまた、輸出までしてきただけに、
世界一であるという、肩書が欲しいのでしょう。
その為には、安全なんて、二の次三の次になっているのでしょう。
それが人民も分かっているだけに、流石に怖がりだしたようです。
だからこそ、最近、中国製の電気自動車の「BYD」が積極的に、
日本でもコマーシャルをやり出しても、なかなか売れない。
以前、ドイツ車は売れても、アメ車が売れないのも、
そこに原因が有ったと思います。
電気自動車も、ガソリン車と互角になるには、
いずれそうなるでしょうが、技術的には、まだ、早すぎると思います。
ましてや水素自動車なんて、私は、100年先の車と思ってました。
突然、CO₂による温暖化を言い出したから、化石燃料を燃やすのが悪であり、
それの、全世界のCO₂排出量の半分以上を、
アメリカと中国が出しているのを理由に、その二国が努力すればいいのを、
トヨタのハイブリッドが売れているのを、どうにかやっつけたいと考えていた
ヨーロッパの自動車メーカーが、それに便乗して、
無理矢理、すべての自動車を電気自動車に転換するとやりだした。
そしたら、ヨーロッパ車が売れると思ったら、
ここぞとばかり、中国が、家電を作る程度の技術でいいので、
ジャンジャン電気自動車を造り出して、
こんなはずじゃなかったとなってしまった。
高速鉄道も電気自動車の技術の延長ぐらいに、中国は考えているのでしょう。
新しい物を作るのは、思ったより簡単です。
ただ、それを商業ベースに乗せるのが大変なんです。
それには、細かい積み重ねの技術力がいるのです。
中国には、それが無い分を補う為に、政府が思いっ切り補助金を出し、
無理矢理、安く作って、世界に売ろうとしている。
しかし、その商品は安かろう悪かろうの可能性が高い。
百均の商品なら、それも許せますが、命を預ける物には流石に嫌です。
しかし、日本人は必要以上に、安全率を見込みすぎて、
無理が有るのを無理矢理押し通うそうとした結果、
その途中で、不正をやったりする。
そうなるのは、責任を取るべき責任者が、責任から逃げているから、
結果、インチキをする事になる。
一体、何が、誠実なんか不誠実なんか、真面目なんか不真面目なんか、
その基準がハッキリしないから、仕事場で色んなストレスになっている。
しょーむない細かい事にこだわる割には、無責任が基本です。
なーにを、やってんだかねー。