「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーン監督が描く痛快スパイアクション。
私の大好きな映画の「キングスマン」の続編です。
相変わらず、ふざけていて、大好きです。
キングスマンほど、皮肉たっぷり感は無くて、毒抜きした、
誰でも楽しめ、それなりに有名な俳優さんも出ている、お気楽映画です。
2時間以上ある長い映画ですが最後まで退屈する事なく見れました。
たまたま、隣で見ていた欧米人カップルが居たのですが、
欧米人にだけ分かる所で笑っていたので、勉強になりました。
例えば、アメリカ人は、フランス人が嫌いで、
フランス語を無理矢理イタリア語の発音に替えて、バカにしていた。
キングスマンでは、イギリス人とアメリカ人を、
思いっきりバカにしていましたが、見ていても、
ここまでやるかというぐらい、笑えないほど、えげつなかったです。
その反省か、今回は、ちょっとマイルドになりました。
しかし、出演者に私の好きな海外アーチストの一人の、
イギリス人歌手デュア・リパが出ていて、驚きました。
映画のシーンの中では、かなりミッションインポッシブルをパクっていて、
ふざけているのが可笑しい。
後、主人公の女性の方がちょっとふくよか過ぎるのも、
アクションなんてこんなもんやと言いたげです。
こういう皮肉たっぷりな映画を作れるのもアメリカの凄い所です。
そりゃ、差別は無くならないわと思います。
今年のアカデミー賞の授賞式で、ロバートダウニーJRがアジア人に、
差別的な態度を取ったのが、話題になっています。
どうも、去年のアカデミー賞を取ったのが、
エブエブのおばさんだったが、気に入らなかったのでしょう。
ハリウッドでは、アジア人は、あくまで、おまけ扱いだそうです。
しかし、今年のアカデミー賞は、原爆を作ったオッペンハイマーですが、
その原爆に怒って出てきたのが、同じようにアカデミー賞を取った、
ゴジラですから、皮肉なもんです。
今年のアカデミー賞を取った映画のオッペンハイマーは、
原爆を作ったんですが、戦争が終わった後に、
ソ連との核の軍拡競争が始まったのを批判して、
最初は、戦争を終わらせたヒーローだったのに、
裏切り者扱いされて、責任者から引くずり降ろされました。
こういう映画を作ったのも、アメリカ人は、
原爆を使ってしまったトラウマから、やっと脱却し始めたのかもしれません。
今、ウクライナ紛争でも、ウクライナに対する支援に腰が引けているのも、
あまりロシアを追い詰めると、最後は核を使うかもしれないという、
ジレンマが有るのでしょう。
もし、そんな事になると、アフガニスタンの撤退で済む問題でなく、
ヨーロッパも含めて、政治経済が混沌となるでしょう。
今は、どちらも引くに引けん状態です。
ただ早く終わらせたかったら、モンロー主義のトランプさんが大統領になると
早いでしょうが、混沌が全世界に広がるかもしれません。
そうなると、日本も他人事ではなくなり、混沌に引きづりこまれて、
覚悟をしなくてはいけないようになる。
日本の我が世の春は、今の内です。