この前のNHKのバタフライエフェクトでやっていたのは、
ヒトラーとチャーチルのライバル対決でした。
番組では、とちらも演説はたくみで、国民を戦争に先導していきました。
番組の内容としては、ヒトラーの方が平和主義者で、
チャーチルは好戦的であったという結論になっています。
そしてそれは、本人らが実際、言っている事です。
私らの子供の頃は太平洋戦争を、まだ社会は引きづっていました。
軍歌なども、よく歌われていました。
そして、それなりに戦争の経緯も子供ながら知っていました。
戦争映画もかなり人気がありました。
当然、アメリカの映画だらけなので、アメリカが正義でした。
戦争において、独裁者が全て悪いになりますが、
日本でも昔から言われるように、「勝てば官軍負ければ賊軍」です。
戦いは、負ける事が悪いんです、勝った方が正しいんです。
戦うのなら、必ず勝たねばならない、玉虫色なんて無いんです。
だからこそ、勝ち逃げする為に、引き際が重要なんです、それが一番難しい。
どうしても欲が出てしまい、損切りできない。
本当に賢い人間は、常に損切りをしている。
変にこだわった時点で、負けが確定してしまう。
リーダーになる者は、その冷徹なシビアさが必要です。
日本人には、それが一番苦手で、結局、損ばかりして言い訳をしている。
現代の日本も、失われた30年なんて言っているのは、
30年間負け続けたからです。
それが普通の戦争と違い、人が死ぬような分かりやすい形じゃないからで、
上の方々に、誤魔化され続けて、アジアの中でも一番貧乏に近づいています。
コロナが開けて、外人さんが、いっぱい入ってきましたが、
日本の安い物ばかり利用して、日本の経済にあまり貢献していない。
中国人なんかは、日本国内でお金を使わず、
中国人は中国資本のホテルに泊まり、中国人の運転する車に乗って観光し、
中国資本の土産物屋や電気屋で買い物をして帰ります。
そんな人が大量にやって来た結果、町の中はごった返して、
オーバーツーリズムになり、一般国民が不便になっています。
これでは、経済戦争に負けて、占領されているのと変わりません。
現代は、分かりやすい戦争だけでなく、日常で、経済戦争、
情報戦争がずっと続いています、それに負け続けている。
日本のリーダーは、未だに大艦巨砲主義で、
分かりやすい形がないと、理解できない。
頭の中だけで想像する事が出来ない人が、ほとんどです。
本当は、現代こそ、空間認識能力が必要とされている事はないと思います。
ヒトラーはその点でチャーチルに負けていたのかもしれません。