知り合いの愛犬家さん とってもとっても犬思いな方がいるんですが、最近ワンちゃんを亡くされて…
少しずつ状況をお聞きして、深い悲しみが見えて来ました…
その子、ガンになって大きい病院に行ったら 即入院になって すぐに病院で死んでしまったんです。
ううう
それだけでも悲しいのに
入院した時、食欲がないからと言ってすぐ鼻から栄養チューブ入れたんだけど 愛犬が嫌がって手でチューブを取ろうとして、見ていて辛かったと。
ううう
それだけでも悲しいのに、亡くなったあと、
スタッフが「ワンちゃん最後までお家に帰りたがってました」
と言ったそうです
そっちが入院しろって言ったんじゃん?!
ワンちゃんが危篤になったなら、家族を呼んでくれればいいんじゃない?
チビちゃんごめん 家に連れて帰らなくてごめん
あんな病院に連れて行ってごめん…
など
後から後からいろいろな感情が込み上げてしまうようで…
飼い主さんは
鼻から栄養チューブを入れたせいで誤嚥性肺炎になって死んでしまったと疑っておられるようです
私も、聞いてるだけで本当にかわいそうで辛い。
そしてどうやらその病院、
以前私が愛犬を連れて行こうとした病院のようです。
その時うちのホームドクターが「あそこには紹介しない!」と言って紹介を拒否したので そこはやめたのですが…
危なかった…
行ってたらうちの愛犬もどうなっていたかわかりません。
率直なホームドクターに感謝…
ただよく考えると、その大病院も、まちがったことはしてないと思うんですよ、きっと当該症状に対して最高度の処置をしたんでしょう。
全くご飯を食べられないなら、鼻からチューブを入れると言うのも、もっともな措置ですよね。本当に食べられなくなっちゃったワンちゃんやネコちゃんだと、鼻からチューブを入れたまま、おうちで、お世話されている飼い主さん達もいる位ですもんね。
重篤な状態なら、入院させると言うのもごく普通のことだと思います。そして急変してなくなってしまうと言うことも、病院では予測不可能な、悲しいけれどもよくある事態だろうとも思うんです。
問題は信頼関係
かな…
同じ処置をされても、心から信頼している獣医さんがやったことだったら、飼い主さんも納得できたろうし
わんちゃんが帰りたがってたよと言う言葉も、慰めの言葉として受け止められたかもしれません。
病院によって、動物の生死にどこまで関わるかはいろいろな考え方があると思うんですけど
飼い主さんの気持ちにどれほど寄り添えるかとか 動物の気持ちをどれぐらいくんであげられるか どこまで治療するか、どこで治療を止めて家に返すか…
マニュアルどおりにはいかない難しいことですよね…
最後は同じ結果でも、心の納得がいかないのはすごく辛い…。
最後の最後には 獣医さんと飼い主さんの信頼関係があるかどうかが重要だと感じた出来事でした。
信頼は長い時間をかけて培うこともできるし、第一印象でばしっと信頼できるなと感じることもあります。
うちの主治医の年配の先生は、飼い主の気持ちに寄り添うタイプでは全然無いのですが、動物を理解してる先生だなっていうのは 初診の時にわかりました。私の医者じゃなくて愛犬のお医者なので、それでいいと思っています。
★そのワンちゃんの最期は本当に辛かったけど、それまでの毎日は愛されて可愛がられて、1日に何度も散歩に連れてってもらってたので、はたから見ても、すっごく幸せな一生だったと思うので、
そのことをおりにふれ 飼い主さんに伝えたいと思います…