やまひげスノーを終えてキャンプ場に戻りました。
思えばぜいたくなキャンプですが、私たちにはまだまだやれることがあったはずです。
キャンプ場は温度が低く、沢で杉の葉が氷結されています。
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だんだんと氷に閉じ込められるなんてつらいことだから、杉の葉にたぶん痛覚がなくてよかったな。
ってくらい寒いものの、ストーブや食べ物で暖かく暮らせるようになりました。
なりました、というのは、昔は暖房がほぼ無かったので、寝相が悪くても枕元のコーヒーをこぼすこともなかったのでした。
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枕元でカチンコチンに凍っているためこぼれないわけです。
私は当時、寒さに耐えるために、耐寒訓練をしていました。なんとかして暖めるより体を寒さに慣らすほうが手っ取り早かったわけだ。
寒い頃に、家でもわざわざベランダで寝たり、秋口から薄着で過ごすことで体を寒さに慣らしていました。
今はそんなことしなくて良いので随分楽になりました。
私は、寒いの好きです。
清潔な感じがするし、空気も締まっているし、食べ物も傷まないし、良いことばかり。
水道が凍るとか寒くてつらいとかはなんとかなりますし、知恵を使えるのは愉しいものです。
動くと温かくなりますから、どんなにデスクワークがあっても1日に何時間かは外でやる仕事をします。
冬の被災におびえがちだけれども、私は夏のほうがこわいくらいてす。
衛生的に暮らしにくくなりますし、冷やす設備は電力がなければ殆ど機能しない。
いろんな腐敗はとてもつらいはずです。
寒さを避ける(さける)よりもみがまえて受け入れる準備があればよしです。
寒いけどあたたかいやまひげスノー合宿で子どもたちは実に様々な経験を浴びています。
たーのしかった。