スナック どん底

ガタガタ言わずに黙って呪え ~呪術の国日本~

レッツ本読み

2010年03月09日 19時27分49秒 | どん底日記カタルシス


恋人は「俺は本は読まない」と言うけれど、
恋人の様な真人間が人生の後半に本を読み出して、
ハマったらどんな風になるんだろうという好奇心押さえられない。

グフ。
グフフフ。

出張に横溝正史の「壺中美人」を持たせたぜ!
折角「八つ墓村」「犬神家の一族」と続いて読み出したのだから、
私はここで一つ決めておきたかった。

壺中美人は金田一が出て来るけどエログロ道まっしぐらだ。

昼間の電話では「本面白い、今一人死んだ所」と言っていた。

そのままなし崩し状態でコッチの世界に引っ張り込みたい。

嗚呼。
ストーブマジ最高・・・。
こんな夜遅くに、まだパソコンの前にいる・・・。
机、最高。
体力の続く限り机の前で座っていたい・・・。
踏み台とか置いたり色々工夫して、暖かいの今。
ピタゴラスイッチって知ってる。
あんな感じでストーブ置いてるの。
大家が見たら、絶叫するかも。

つか、

図書館に行く様になって思ったけど、
オレんちの本は本当に良い。

オレだけの為の、オレによって集められた本だから当たり前だけど。

前回初めて図書館の小説コーナーに行ったのだけれど、
「なんだよ!?こりゃぁよぉ!?」ってジタバタしたくなった。
図書山館子さんとは友達になれそうも無いと思った。

外国の本とかは話が合うけど、日本の小説の話は合わねえ。

私は自分の本の趣味は、全身全霊隠した方が良いんだなと、図書館通いの中確信した。

どうでもいいんだけど、
恋人の読書の仕方が面白いの。

金田一が出て来なきゃ駄目なんだ!!!と言うの。

最初「何言ってんだろう・・・?この男は?」と思って、
またきっとオレの頭が狂ってるから、
理解が出来ないんだろうなとたいして気にも留めなかったの。

んで、横溝正史「鬼火」と筒井康隆「家族八景」を半分で読むのを止めた恋人の事を、
「スゲエな・・・。おまえって・・・」しみじみ思っていたの。

本って半分で止めるのって大変じゃない!?
そんな拷問みたいな事を、恋人は自ら自分でやってんの。

「何かのプレイなのだろうか!?」とか、
「本を寝かせて熟そうとしてるのか!?」とか、

色々考えていたんだけど、

マジワカンネー。

・・・あー、頭が痛くなって来た。

なんで金田一が出て来ないと駄目なんだよ・・・。

嗚呼、解らねえ。

つかこんな事ネチネチ考えてるのもよくワカンネー。

「そっかー」で終わればいいじゃない。

あう。考えててもキリがねえ。

金田一が出て来ないと駄目かー。

なんなんだろうな。

嗚呼!
人生いろいろ!人それぞれ!!!

適当に生きてけばいい!!!

つか意味不明日記投稿。

オレは結局何を言いたいのかな・・・投稿。

金田一かー・・・投稿。

この日記は消すかもな・・・投稿。


寄る年波

2010年03月09日 15時49分49秒 | どん底日記カタルシス
今、ストーブ買って来たの。
ストーブを手に入れるの大変だったわ。

でも、買って来た・・・。

私も今年で38歳。
寄る年波には勝てないわ。
ストーブって買ったの初めてかも。

三月九日か。
ぐぬぬぬ悔しい。冬VSオレ、負けた!負けたわああああ。
オメ、四月にゃオラァ、クーラー始動すんのよ。
日記付けてるから知ってるの。

だのに三月の九日にストーブを買うとはな・・・。

何だろうこの気持ち。

おまけに買って来たは良いけど部屋が狭くてストーブが超近いのよ。
あ、熱い!!!
アッチー。
そして電源を切る。

イッツ寒い。

電源を入れる。

熱い。
暖かくなりたいのオレは。
ぐのぉぉぉぉぉ!!!!!
ベランダからストーブを放り投げませんよ大人ですから。




無題

2010年03月09日 12時58分01秒 | あんまりシビレて濡れてもくるのさ
働く日々

45リットルの生ゴミをぎゅうぎゅうに詰めた袋を抱えて店の外に出たら、近所の高校の登校時間だった。
雨の降る、暗い朝だった。学生のテンション高い会話に耳を傾けつつ雨に濡れてゴミ捨て場にゴミを置いた。
店にはまだ酔った客が三組程残っている。今日はまだ飲むのだろう。
店に戻って厨房の床にホースで水を撒き、擦って流した。
朝の10時には帰れるかなと頭で計算しながらカウンターの隅で立ったまま煙草を吸う。

どんぶりの中のサイコロが弾き合って音をたてている。

「おねーさん、もう仕事いいよ。勝負よ。」とサイコロ軍団に声を掛けられる。
きっと誰か負けが込んでいて、流れを変えたいのだろう。
「元出がネエよ」と言うと、四人の中の誰かの腕が一本にゅっと伸び、その手には二千円が揺れている。
店のママが「尚、勝負するか?生ビール好きなだけ飲んでいいよ、おいで456(しごろ)の尚おいで!」と呼んでいる。
私は生ビールを焼酎の水割り用のグラスに注いで、ホールに出る。
三組の客は一瞬チラリと私を見て、そしてまた会話に戻った。

私は三組の中で一番へべれけに酔っているテーブルの隣りに座って、
ドサクサに紛れてどこの誰とも話さないで居られるポジションで、生ビールを一気に飲み干した。
酔ったテーブルの中の一人が「尚ちゃんお疲れ。生ビール飲んで。」と声を掛けてくれる。
「もう飲んでるよ。乾杯。外で歩いてる高校生に乾杯。ギャルに乾杯。」と言って皆と乾杯した。
グラスの中が空っぽでも気が付く人は誰も居ない。良い流れだぜと思った。

残りのもう一組の方は水商売のホステスさん達で、酒を飲んでも酔わないのか、
煽るピッチ早くともどこ吹く風という感じ、会話は途切れない。

もう一杯飲もうかと思ったが、誰かがデニーズでステーキを食いに行こうと言い出したので、
「ママ、お先に失礼します」と席を立って、カウンターの下のカバン掴み外に出た。

歩いて5分で私のアパートだ。
築100年と噂されているアパートだ。
ここまで古いとアパートの権化という風貌。私は気に入っていた。
カバン肩にかけたまま、押し入れを開けてバスタオルを三枚取り出す。
三枚を広げて枕に被せる。
そして風呂場のシャワーの蛇口をひねる。
風呂場が熱い湯気でもうもうと立ちこむ間に、私は着ている物全て脱ぎ洗濯機に入れる。
シャワーで油や汚れを落とし適当に拭き、バスタオル三枚敷いてある枕に頭から突っ込んで布団に横になる。

もうじき11時だ。私は三時に起きる。
今日の現場は東町のワンルームマンションだ。今日までにそのワンルームマンションの掃除を終わらせればいい。
掃除と言っても内装屋の下請けのアルバイトで、壁紙を全部剥がして、水回りやコンセントの所等をマジックリンでブラシを使って拭き取るだけ。
鍵を内装屋に返して現金で何千円かを貰う。次の仕事は決まっているだろうか。
「ワンルームは楽だよなぁ」と私は思う。

「今日はアパートに帰らずそのまま店に出なきゃな」と今日の一日の流れを確認したら、そのまま眠りを貪って、
「店に出たら牛筋の煮込みの小分けしなきゃ」と考えている夢を見る。

「クエン酸を飲むのを忘れた」という事に気付く夢を見る。

だるくなるなと思って、夢を切り裂いて飛び起きる。

そしてクエン酸を飲んで私は寝ました。