T90Kの電源ユニットAPI4PC30は、内部の起動回路用の電解コンデンサーが故障すると、全く電源が入らないという現象になることが多いです。
もちろんヒューズの切断や半導体の故障などの可能性もゼロではありませんので、その点もご説明して電源ユニットを送付いただきました。
まず、内部を確認すると・・・やはり起動回路用の電解コンデンサー(写真右の3個)が液漏れ・頭部膨張しており故障しています。他にも2個のコンデンサーが頭部膨張しています。
念のため、電源ユニットチェッカーで確認しましたが、やはり全く電源が入りません。
ヒューズの切断や、半導体の目視異常も確認できませんでしたので、電解コンデンサーの故障によるものと判断し、交換作業を行いました。故障している電解コンデンサーを含めて11個を日本メーカーの低ESR品と交換しました。
交換後に電源ユニットチェッカーで電圧が正常に出力されていること、テスターで液晶用24Vが出力されていることを確認しました。
その後、検証用T90Kに修理完了した電源ユニットを取り付けて、起動確認・動作確認・負荷テストを行い、問題がありませんでしたので、電源ユニットをご返却いたしました。
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