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Dynabook R63/J バッテリー交換

今回は、どらとものお話です。

どらともの所属するボランティアの例会などは、会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で行っているのですが、Zoom用のサブの小型ノートパソコンが必要となり、中古で探して手配しました。
選んだのは、Dynabook R63/J Corei5-8250U、メモリー8GB、SSD256GB、13.3インチ液晶、Windows11という仕様です。
液晶が13.3インチで小型・薄型でしたので、Zoom講演などで持ち運ぶには最適でした。Webカメラは付いていませんが、USB接続のカメラで対応します。

届いて早速電源を入れてみました。・・・すると、「F2」キーを押して時刻合わせを奨める画面が表示されました。
とりあえず「F2」キーを押して、時計を合わせて再起動をすると、問題なくWindowsが起動してきました。
パソコン自体の動作は問題ありませんでしたが、バッテリーの充電量が0%のままで、増えていく気配がありません。
梱包箱をよく見てみると、説明書が入っており、
「C-MOS電池が消耗しており、起動時に「F2」キーを押してくださいという表示されることがあります。その際は「F2」キーを押して時計を合わせて「F10」キーを押してください。ACアダプターを抜かなければ、このメッセージは表示されません、云々」と書かれていました。

中古パソコンの場合、バッテリーについては消耗している場合もあります。しかしこのR63/Jは、元々C-MOS電池は搭載しておらず、中古パソコン業者の説明は間違っています。内蔵のバッテリーでBIOS情報を保持していますので、内蔵バッテリーが消耗してしまうとBIOS情報(時計も)リセットされてしまいます。
いろいろ確認してみましたが、全くバッテリーは充電される気配は無く、ACアダプターを抜いてしまうと、必ずBIOS画面から時計設定を行わないとWindowsが使用できません。確かにパソコンのACアダプターをコンセントから抜かなければよいのですが、持ち運びを主に考えているモバイルノートパソコンでは、コンセントから抜いて持ち運びすることが多いので、そのたびにBIOS画面で時刻合わせを行うのは面倒です。

最近のノートパソコンでは、内蔵バッテリーが簡単に取り外せない機種が多くなってきており、そのためBIOS情報の保持も内蔵バッテリーで行い、C-MOS電池を搭載してない機種もあります。

これでは使いづらいので、内蔵バッテリーを探すことにしました。
使われていた内蔵バッテリーは、PA5136U-1BRSという型番でした。


ネットで調べてみると・・・このバッテリー、2種類あって7芯のものと6芯のものがあります。

実機のは7芯でした。


さらに出力電圧も7芯のものは15.2V、6芯はは14.8Vのようで微妙に異なります。

ネットで探すと6芯仕様のものがほとんでした。
バッテリーに関しては、きちんとしないと発火の可能性もあるので、慎重にならざるを得ません。
オークションで、やっと7芯のPA5136U-1BRS純正品を見つけました。
中古品なのでどれくらい持つかは不明ですが、落札入手しました。

早速内蔵バッテリーを交換しました。交換時で80%の充電量で、問題なく充電・放電できました。
もちろんバッテリーだけでも起動できますし、BIOS情報(時計も)きちんと保持されています。
バッテリーも結構長時間持ちそうです。
これで、Zoom例会などでサブ機として活躍できるパソコンになりました!
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