雇わない経営

「雇わない経営」は、全く雇用しない意味ではありません。必要な人材とIT活用で強い会社を作るメソッドです。

採用格差を乗り越えるために:中小企業が取るべき戦略と姿勢

2024-05-27 09:39:06 | 日記
こんにちは。DX学校神戸校の埴岡です。
先日、採用DXの視点から製造業の会社を訪問し、先ずの取組みとしてTimeeの利用を紹介する機会がありました。

目次

  1. 製造業企業訪問を通じて感じた採用の現実
  2. 大企業と中小企業の採用格差
  3. 採用ツールの活用に対する姿勢の違い
  4. 中小企業が取るべきアプローチ

1.製造業企業訪問を通じて感じた採用の現実
この企業は全国的に事業規模を拡大しており、採用の課題が少なからずあるだろうと予想していました。さらに、長年にわたり当社と通信機器設備の構築やメンテナンスで取引があるため、話を聞いてもらえることは確かでした。
しかし、現地での話を聞くと、現在ハローワークからもどんどん紹介があり、お断りするのにも苦労しているほどだということが分かりました。つまり、この企業は採用に困っているどころか、むしろ採用希望者を選ぶ立場にあるのです。実際に、この企業は上場を視野に入れているため、もはや中小企業の枠を越えているのでしょう。
この訪問を通じて、改めて2つの重要な点を感じました。

2.大企業と中小企業の採用格差
まず一つ目に、中小企業と大企業の間には採用における大きな格差が存在するという現実です。中小企業は常に採用難を抱えていると言っても過言ではありません。しかし、大企業は採用希望者が多すぎて選別に困るという現実があります。大企業は知名度やブランド力、安定性などの要素で優秀な人材を引き寄せる力がありますが、中小企業はそのような強みを持たないため、採用に苦戦することが多いのです。
この格差は、単に企業規模の違いによるものだけではなく、リソースの違いや企業文化の差も大きく影響しています。大企業は採用に多くのリソースを投入できる一方で、中小企業は限られたリソースで採用活動を行わなければなりません。また、大企業は長期的なビジョンに基づいて採用戦略を立てることができるのに対し、中小企業は目の前の業務に追われてしまい、採用戦略をじっくりと考える余裕がないことが多いのです。

3.採用ツールの活用に対する姿勢の違い
二つ目に感じたのは、採用ツールの活用に対する姿勢の違いです。この企業は、現時点で採用に困っていないにもかかわらず、Timeeの利用についてあらゆる角度から検討する姿勢を見せていました。これは、将来的な人材ニーズを見越して柔軟な採用戦略を立てるための姿勢であり、非常に重要なポイントです。
一方、中小企業は往々にして目の前の業務に追われ、長期的な視点での採用戦略を考える余裕がないことが多いです。そのため、新しい採用ツールや手法に対して積極的に取り組む姿勢が欠けていることが多いのです。この差が、結果として採用の成功率や企業の成長に大きな影響を与えることになります。

4.中小企業が取るべきアプローチ
では、この採用の格差をどのように解消すればよいのでしょうか?まずは、以下のアプローチを考えるべきです。
  1. 採用戦略の見直しと計画立案:
    中小企業も長期的な視点で採用戦略を立てることが重要です。短期的なニーズだけでなく、将来的な人材ニーズを見越して計画を立てることで、柔軟な採用活動が可能になります。

  2. 採用ツールの積極的な活用:
    新しい採用ツールやプラットフォームを積極的に取り入れることで、採用活動の効率化を図ることができます。例えば、Timeeのようなプラットフォームを活用することで、多様な人材を短期間で効率的に採用することが可能になります。

  3. 企業ブランドの強化:
    中小企業も企業ブランドを強化することで、優秀な人材を引き寄せる力を高めることができます。企業のミッションやビジョン、働きやすい環境づくりなどをアピールすることで、求職者に対する魅力を高めることが重要です。

  4. 従業員エンゲージメントの向上:
    現在の従業員の満足度を高めることで、従業員からの紹介やリファラル採用の成功率を高めることができます。従業員が満足している企業は、その良い評判が広まり、新たな人材の獲得にもつながります。
このように、中小企業が採用活動においても柔軟で積極的な姿勢を持つことで、大企業との格差を少しずつ解消していくことが可能になります。採用は企業の成長に直結する重要な要素であり、常に改善を図るべき分野です。Timeeのような新しいツールを活用し、長期的な視点での採用戦略を立てることで、中小企業も大企業に負けない強い組織を築いていくことができるでしょう。

Timeeを使った採用DXについてのご相談はこちらへ
※イラストはAIで作成。

現代の採用に使ってはいけない言葉はこれ!

2024-05-22 10:45:12 | 日記
雇わない経営、DXの実現へ!
こんにちは。DX学校神戸校の埴岡です。

現代の中小企業は、採用難という課題に直面しています。
少子高齢化により労働人口が減少し、競争が激化する中で、優秀な人材を確保することはますます困難になっています。
この状況に対応するためには、従来の採用の考え方を根本から見直し、新しい戦略が必要です。
特に、「終身雇用」「年功序列」「年功給」といった言葉に象徴される古い考え方を見直すことが重要です。

終身雇用・年功序列・年功給の功罪
日本の企業文化に深く根付いている「終身雇用」「年功序列」「年功給」は、かつては安定した労働市場を支える柱でした。
長期的な雇用保障と勤続年数に応じた昇進や給与の増加は、従業員に安心感を与え、企業への忠誠心を高める役割を果たしていました。

しかし、これらの制度は現代の労働市場において、次第にその有効性を失っています。
終身雇用の約束や年功序列に基づく昇進は、個々の成果やスキルの評価が十分に行われず、モチベーションの低下を招くことが多いのです。
特に若い世代は、自分の努力や能力が正当に評価されることを強く求めており、年功序列の仕組みはその期待に応えられません。

経営者としての意識改革の重要性
経営者として、私たちは自分自身の考え方を見直す必要があります。
時代は変わり、求められる人材の像も変化しています。
昭和・平成的な考え方に固執することは、新たな優秀な人材を遠ざける原因となっているのです。
現代の若者は、ただ安定を求めるのではなく、自分のスキルや成果が正当に評価されることを重視しています。
彼らは、柔軟な働き方や自己実現の機会を求めており、それが提供できない企業には魅力を感じません。

ゼネラリストからスペシャリストへの転換
これまでの「ゼネラリスト志向」から「スペシャリスト志向」への転換が求められています。
ゼネラリストは多くの業務を幅広くこなす能力が求められますが、現代のビジネス環境では、特定の分野で高度な専門知識を持つスペシャリストの方が価値を発揮しやすいです。
企業は、特定のスキルセットを持ったスペシャリストを採用し、その専門性を最大限に活用することで、競争力を高めることができます。

なぜ昭和・平成的な考え方を変えるべきなのか?
私たちが採用に対する考え方を変えることは、企業の未来を明るくするための第一歩です。
若い世代の価値観や働き方に対する期待を理解し、企業文化をそれに合わせて変えていくことが重要です。
具体的には、年功序列に依存せず、個々の成果やスキルを重視した評価制度を導入することが求められます。
既存社員との関係上、この考え方で採用に取り組むのは難しいと感じるかもしれませんが、これが現実であり未来の経営へ必要な取り組みなのです。

経営者へのメッセージ
経営者の皆様、私たちは新しい時代の中で、これまでとは異なる課題に直面しています。
昭和・平成的な考え方を見直し、現代の若者に響く新しいアプローチを導入することで、企業の未来を明るくすることができます。
これからの時代において、中小企業が競争力を維持し、成長していくためには、柔軟な考え方と新しい戦略が欠かせません。
私たちはその変革を共に歩み、サポートしていくことをお約束します。

この変革は簡単ではないかもしれませんが、私たちは経営者の皆様の側に立ち、共に未来を切り開くパートナーでありたいと考えています。
新しい時代の採用戦略を共に学び、実践していくことで、中小企業の成長と成功を共に実現していきましょう。

魅力的な求人情報作成のステップ

2024-04-23 11:57:54 | 日記
こんにちは、
DX学校神戸校校講師でIT導入診断士の埴岡です。

私は、採用LP(ランディングページ)の最適化を得意としています。
今日は採用DXコンサルタントの立場から、採用難に苦しむ中小企業の経営者の皆さんに向け、求人情報の魅力を高め、より多くの優秀な人材を引き寄せるための具体的な第一歩をご提案します。


1. 目を引く求人タイトルの作成

求人情報の「顔」とも言えるタイトルは、応募者の注意を引くための最も重要な要素です。
ここでは、具体的な職種名を明記し、どのようなスキルや経験が求められるのかを簡潔に示しましょう。
例えば、「即戦力となるWebデザイナー募集-あなたのスキルでブランドを形作る」といったタイトルが考えられます。


2. 職務内容の具体性と魅力の強調

応募者が求人に興味を持つかどうかは、職務内容がどれだけ魅力的かにかかっています。
ここでは、日常のタスクだけでなく、その職務が企業全体の目標達成にどう貢献するかを強調します。
また、どのような成長機会やキャリアアップが見込めるかも具体的に記述し、志向性の高い人材を引き付ける内容を心がけましょう。


3. 企業文化と働く環境の魅力を伝える

中小企業ならではの温かみのある職場環境や、オープンで協力的な社風を前面に出すことで、大企業にはない魅力をアピールします。
ここでは、社員の声や実際の職場の写真をランディングページに活用し、リアルな職場の様子を伝えることが重要です。


4. 競争力のある給与体系と福利厚生の提示

給与はもちろん、休暇制度、健康支援、リモートワークの可否など、福利厚生の詳細を明確にすることで、応募者の関心を高めます。
特に、ワークライフバランスを重視する傾向にある若年層に対しては、柔軟な働き方を支援する制度をアピールすると効果的です。


5. レスポンシブな応募プロセスの設計

最後に、応募者がスムーズに応募できるように、応募プロセスの簡略化を図ります。
フォームは必要最小限の情報を求めるようにし、応募後すぐに自動返信メールで応募受付を確認することが重要です。
これにより、応募者との初期の信頼関係を築くことができます。


6. 効果的なフォローアップとフィードバックの体制

応募者には、選考プロセスの各段階で適時にフィードバックを提供し、その後のプロセスに何を期待するかを明確に伝えます。
これは、応募者が他の選択肢を探す前に、積極的に関与してもらうために非常に重要です。
また、面接日の調整や返答にも迅速に対応することで、プロフェッショナリズムを示し、良い印象を与えることができます。


7. ソーシャルメディアとオンラインプラットフォームの活用

効果的な求人の露出を高めるためには、TimeeやIndeedなどの求人サイト、またFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを活用することが欠かせません。
これらのプラットフォームを通じて求人情報を定期的に更新し、企業の活動や社員の声を積極的に共有することで、より多くの応募者にリーチしやすくなります。


8. 継続的な評価と改善

採用プロセスは一度きりのものではありません。
各採用の後には、応募数、面接率、採用成功率などの指標を分析し、何がうまくいったのか、どの部分に課題があったのかを評価します。
このフィードバックをもとに、次回の求人広告や採用プロセスの改善点を特定し、より効果的な採用戦略を展開していくことが大切です。


中小企業の経営者の皆様、採用はただのプロセスではなく、企業の未来を形作る重要な投資です。
求人情報の質を上げることは、その成功への第一歩です。
DX学校神戸校は、皆様の企業が直面している具体的な課題に対し、カスタマイズされた採用戦略を提案し、実行するお手伝いをさせていただきます。
今すぐにでも、より優れた人材を引き寄せ、貴社の成長を加速させるための採用改革を始めましょう。

企業に最低限必要な人材だけで構成され、仕事のベースとしてITを活用する。
そんなスリムで骨太の「雇わない経営」を始めてみませんか?

<採用DXパッケージ>
  • ブランド力向上 :
     専用の採用サイトを通じて欲しい人材を的確に届け、企業のブランドや文化を強化します。
  • 効果的な採用     :  
    ターゲットとなる求職者にアクセスしやすく、効果的な採用活動をサポートします。
<講座受講生募集>
  • IT導入士資格認定講座
  • マーケティング講座
  • DX立案計画講座

TEL 050-8882-5025


欲しい人材を確保する!中小企業の採用戦略の見直し方

2024-04-22 09:10:30 | 日記
こんにちは、
DX学校神戸校校講師でIT導入診断士の埴岡です。
今日は採用のミスマッチングについてお話しします。

中小企業における採用は、ミスマッチングのリスクが高まることがあります。
その背景には、採用の目的や企業の価値観が十分に明確でないことが挙げられます。
では、採用の目的や価値観を明確にすることが、なぜ重要なのでしょうか。


採用の目的を明確にする

採用の目的を明確にすることは、企業が何を求めているのか、どのような人材を探しているのかを明確にする第一歩です。

たとえば、新しいプロジェクトの立ち上げに必要な専門知識を持つ人材を求めているのか、または組織文化に適応し、長期的に働いてくれる人材を探しているのかなど、目的に応じて求める人材の特性は異なります。

採用の目的を明確にすることで、求めるスキルや経験、性格特性などを具体的にリストアップすることができます。
これにより、面接や選考プロセスでの評価基準が明確化され、ミスマッチングを防ぐことが可能となるのです。


企業の価値観を共有する

企業の価値観を明確にすることは、採用した人材が企業のミッションやビジョンに共感し、組織文化に適応しやすくするために重要です。

価値観の共有は、新入社員がすぐに業務に適応し、チームとの相性も良くなることを促します。
価値観を共有することで、企業内でのコミュニケーションがスムーズになり、組織全体の一体感や協力関係が強化されて行きます。

また、共有された価値観に基づいて行動することで、組織の方向性や目標達成に対する取り組みが一致し、結果として組織の成長や成功に繋がります。


結論

中小企業における採用の成功の鍵は、「採用の目的と企業の価値観を明確にする」先ずはここから始めましょう。
これらを明確にすることで、求める人材の特性を明確にし、価値観の共有を促進することが可能となり、ミスマッチングのリスクを低減し、企業の成長と成功に繋げることができるでしょう。

「採用の目的や価値観を明確にする」ためには時間と労力が必要です。
すぐに効果が現れない場合もありますが、根気よく取り組むことで採用コストの低下にも繋がるのです。
欲しい人材を採用するために必要なプロセスだと考えます。


企業に最低限必要な人材だけで構成され、仕事のベースとしてITを活用する。
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求職者の心を掴む求人広告の書き方

2024-04-19 08:52:18 | 日記
こんにちは、DX学校神戸校講師でIT導入診断士の埴岡です。
今日は求職者の心を掴む求人広告の書き方についてお話しします。

中小企業の採用が難しい理由はいくつかありますが、 何と言っても最大のポイントは知名度の低さにあります。
多くの学生や求職者は大企業の名前を知っていますが、中小企業はそれに比べて知名度が低く、採用情報が他の求人に埋もれがちになります。
そこを意識して次の各項目を考え実行することが大切です。


1. ターゲットを明確にする

求人広告を書く前に、どのような人材を求めているのかを明確にしましょう。ターゲットとなる求職者の年齢層、経験、スキルセット、価値観などを考慮して、その人たちが興味を持ちそうな内容を考えます。


2. タイトルはインパクトを持たせる

タイトルは求人広告の「顔」とも言える部分です。単に「営業職募集」とするのではなく、「あなたのチャレンジを支える営業職募集!」のように、応募者の意欲を引き出す言葉を選びましょう。


3. 会社の魅力を前面に

会社の文化、ビジョン、働く環境など、他社との差別化ができるポイントを強調します。特に中小企業の場合、大企業にはない家族的な雰囲気や、一人ひとりが大きな役割を担うことのやりがいをアピールすると良いでしょう。


4. 職務内容は具体的に

仕事内容を抽象的に書くのではなく、具体的な業務やプロジェクトに触れることで、求職者が実際に自分が何をするのかをイメージしやすくなります。


5. 応募資格は明確に

必要なスキルや経験を明確にし、不要な応募を避けると同時に、本当に必要な人材が応募しやすくなります。ただし、あまりにも細かい条件を設けると、良い人材が応募をためらうこともあるので注意が必要です。


6. 福利厚生や待遇をアピール

給与や休日、福利厚生など、待遇面の情報は求職者にとって非常に重要です。特に中小企業の場合、大企業と比較して劣ることが多いので、独自の福利厚生や働きやすい環境をアピールしましょう。


7. 応募方法は簡単に

応募方法はできるだけ簡単でわかりやすくします。長い手続きや複雑な要求は、応募者を減らす原因になります。


8. 読みやすさを意識する

文章は短めにし、箇条書きや段落を使って読みやすくします。重要なポイントは太字やイタリックで強調し、視覚的にも情報が入りやすいように工夫します。


9. 写真や動画を活用する

実際の職場の様子や社員の声を写真や動画で見せることで、求職者にとって親近感を持ちやすくなります。


10. 連絡先は明確に

応募に関する問い合わせ先や、応募先の連絡先は明確に記載しましょう。また、応募期限も明記することで、求職者が応募を急ぐきっかけにもなります。


これらのポイントを踏まえた求人広告を採用LPや求人サイト(アプリ)、ブログで発信することで、求職者の関心を引き、応募につながる可能性が高まります。

先ずは求職者に選ばれないと前に進まない時代であることを認識しましょう。


仕事のベースにITを活用し必要な人材だけで構成される。そんなスリムで骨太の「雇わない経営」をお薦めします?

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