えび燿子のひとりごと

日々のなにげない事柄を、いろんな角度でクローズアップして、ボソボソと「ひとりごと」を言っています。  

人の死というもの

2014年02月02日 22時20分34秒 | 日記
私の旦那の姉が、末期ガンでとうとう緩和ケアーまで来てしまいました。
姉といっても、旦那が私より6歳下で、その2つ上の姉は私より4つ下です。
今、57歳。

この若さで、命を閉じようとしています。
手術して回復するような病気ではなく、じわじわと癌細胞が広がって、もう抗癌剤も効かないとこまできました。
乳癌ができ、手術で取り除いても、再発して、骨、リンパ、肝臓まで転移しています。
もう、全身に広がって、どうしようもない状態だそうです。
今は、目も開けられない、言葉も交わせない、点滴で命を繋げています。
ネットで調べると、これから血圧が下がって口を開けて呼吸して、酸素の濃度が下がって行き、死に至るようです。
義父の兄弟の息子が肺癌で亡くなった時にも、この状態が2週間つづき亡くなったそうです。
今、見舞いに行くと、こちらの話しに、身体を動かして応えているように見えます。
きっと、耳は聞こえていても、目を開けられなくて、言葉も出せないので、そうするしかないのでしょう。
でも、意識は朦朧。
我侭な義理の姉にうんざりしていたはずなのに、この何日間、頭の中には義姉しかないのです。
独身で子どももなく、父母より早く逝ってしまう義姉の人生はどんなものだったのでしょう。
バブルも経験して、贅沢な物もたくさん手に入れて、仕事だけに生きた女性だったのでしょうか。

このブログに以前書いた(去年の今頃?)山田太一さんの言葉に、安らぎを求めています。
なくなる前に出るという脳内麻薬エンドルフィンの話です。
どうぞ、その話が本当でありますように。

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