えび燿子のひとりごと

日々のなにげない事柄を、いろんな角度でクローズアップして、ボソボソと「ひとりごと」を言っています。  

脳内麻薬エンドルフィンは出ました。

2014年02月25日 11時06分50秒 | 日記
あれからまもなく義姉は逝ってしまいました。
安らかな顔でした。
脳内麻薬エンドルフィンは確かに出たと信じます。
その後の処理などで、まだ実感がないのですが、もう義姉は居ません。
彼女からの電話の最初の言葉は、
「○○子」
もう、その言葉を聴けることがないのかと思うと、胸の中に涙が染み込むようです。
昨日は、彼女の大手町にある会社に私品を取りに行き、ご挨拶をして来ました。
彼女が仕事した机も目に入れてきました。
彼女は、独身で子どもにも縁がありませんでした。
よく、かわいそうにとか言われますが、私はそうは思いません。
上司の方の話しでも分かるように、彼女は仕事が好きで仕事に生きたのだと思いたいです。
彼女が自ら選んだ人生だと。

Hさん、49日にはどんな話しをしましょうか?

人の死というもの

2014年02月02日 22時20分34秒 | 日記
私の旦那の姉が、末期ガンでとうとう緩和ケアーまで来てしまいました。
姉といっても、旦那が私より6歳下で、その2つ上の姉は私より4つ下です。
今、57歳。

この若さで、命を閉じようとしています。
手術して回復するような病気ではなく、じわじわと癌細胞が広がって、もう抗癌剤も効かないとこまできました。
乳癌ができ、手術で取り除いても、再発して、骨、リンパ、肝臓まで転移しています。
もう、全身に広がって、どうしようもない状態だそうです。
今は、目も開けられない、言葉も交わせない、点滴で命を繋げています。
ネットで調べると、これから血圧が下がって口を開けて呼吸して、酸素の濃度が下がって行き、死に至るようです。
義父の兄弟の息子が肺癌で亡くなった時にも、この状態が2週間つづき亡くなったそうです。
今、見舞いに行くと、こちらの話しに、身体を動かして応えているように見えます。
きっと、耳は聞こえていても、目を開けられなくて、言葉も出せないので、そうするしかないのでしょう。
でも、意識は朦朧。
我侭な義理の姉にうんざりしていたはずなのに、この何日間、頭の中には義姉しかないのです。
独身で子どももなく、父母より早く逝ってしまう義姉の人生はどんなものだったのでしょう。
バブルも経験して、贅沢な物もたくさん手に入れて、仕事だけに生きた女性だったのでしょうか。

このブログに以前書いた(去年の今頃?)山田太一さんの言葉に、安らぎを求めています。
なくなる前に出るという脳内麻薬エンドルフィンの話です。
どうぞ、その話が本当でありますように。