編集者NTは、数日前、ドイツにいた。イギリス留学もいよいよ後、数ヶ月で
終わる。その前に、ドイツに再び訪れたいと思っていたが、念願が叶ったの
でうれしかった。しかし、今回は若干、編集者NTの予算は十分でなかったの
で、残念に思った。ちなみに今回で2回目のドイツ。場所は、ドイツのフラ
ンクフルト。
天気は、数日の滞在だったが、雨にも曇りにもならず、晴天が続いた。
町の第一印象は、日本の東京に似ていた。読者の方でもし、ドイツのイメージ
を伝統的な町並みやその雰囲気をお望みの方は、他の都市を先に行ってから、
ここに来るといいかもしれない。しかし、電車で少し都心から離れると、自然
に囲まれたその見事な風景が編集者を感動させた。やはり、大きな後悔として
は、少ない予算。もう少しあれば、近郊の町に訪れることが出来たかもしれな
い。
編集者NTが日本の災害についてのニュースを毎日欠かさず見ていると、その
影響が非常に大きいことに驚かされる。確かに、徐々に大きくニュースの冒頭
であげらることは無くなって来ている。イギリスでは、現在、プリンス ウイ
リアムとケイトの結婚のことがいつも目にする。もし、日本で災害が起こらな
かったら、イギリスでは、めでたいイベントの報道を優先的にメディアに流さ
れていたに違いない。ちなにみ、この結婚話は、日本でいう皇族の誰かが皇族
以外の誰かと結婚するということと同じくらいその国にとって重要なことだっ
た。しかし、災害という悲劇が日本で起きてしまった。少なくとも、起きた日
から、3月の末日までは、毎日、新聞、テレビの冒頭で必ず、それを見ること
ができた。他国でも同様であることは、間違いないと思う。そして現在の問題
は、放射能漏れが与えた世界への影響だろうか。日本国内では、東北エリア農
業は、とても深刻なダメージを与えている。放射能にさらされた作物の中で、
厚生労働省が人体に影響を与えないレベルと人々に報道したにもかかわらず、
それらを避けている人が多いことは間違いないだろうし、農家にとっても、出
荷が多くても売れなければ意味がない。また、海産物にも放射能漏れの影響が
でていることも耳にしている。「人体に影響は無い。」という言葉を聴いても
もはや、国のしてきたその事故が起きる前の対策を考えるとやはり、疑わしい。
もっというと、既に多くの国から、たくさんの農産物の輸入停止がでてしまっ
ている。日本は、昔から原料を輸入して商品にして輸出するパターンで経済が
成り立っている。少なくとも編集者は、小学生頃、それを学んだ。つまり、物
が国外に流れなければ大きな利益を日本にもたらす事は難しい。また、現在は、
隣国の韓国でも放射能漏れの影響が出ている。これからもどんどん問題が起き
てくることは言うまでも無いだろう。既に地震で、日本の有名な工場のライン
の停止が今もなお続いている。主な原因として電力不足だと思われるが、工場
のラインを動かすことが出来ない。その中で日本の技術を売りにしている半導
体、自動車部品など製造できないということは、世界のいたる所に関連ある工
場では、それらを輸入できず、それを製造している物に取り付けるものがこと
を意味する。そして、そこで製造が日本と同様ラインを停止しなければ成らな
くなる。それが続くと恐らく、それらの部品を他の国で製造するしかなくなる。
その間、そこで働く労働者も出勤できなくなる問題もでてくる。
しかしながら、編集者NTの思い込みかもしれないが、他国とのつながりは、非
常に深いことも理解できた。多くの国からの義援金、支援物資、派遣されてき
た人々の協力と沢山の励ましの言葉の数々。どれをとっても、誰が見ても日本
という国は、地図ではとても小さな場所かも知れないが、存在は限りなく大き
いといえるだろう。
編集者NTは、イギリスで昼過ぎにいつも通り、町を歩いていると、見事に花が
木いっぱいに咲いていたので思わず、立ち止まって見とれていた。4月に入って
からというもの、日が長くなったことにも気がついた。それは、3月の最後の
日曜日にサマータイムを入ってからで、それまでは、午後4時頃に暗くなって
いたが、今や、午後7時半頃暗くなるという状況だ。6月になるとどうなること
やら。最大気温も18度に達し、その影響か、あちこちで花が咲き始める状況を
毎日見ている。もう春だ。日本の編集者NTの住んでいた町の桜も満開だろうと
思い巡らす。数ヵ月後には、恐らく帰国する予定なので、見ることは出来ない
のは非常に残念に思う。きっと、日本では、その時も災害の処理で忙しいことは
言うまでも無いだろう。
イギリスの田舎町
今日は、曇りでやや肌寒かった。気温は日中で最大11度らしい。
昨日も曇りだったが、夕方から霧雨になった。しかしながら、今日は、
時々、太陽が雲の間から見えるようだ。洗濯物も外には干さないが、
窓のそばに置けば、すぐに乾きそうだ。相変わらず、イギリスらしい
天気だと感じる。明日は晴れるかな?そう、ついにサマータイムになる。
時計をみておかなかれば・・・。
そう、最近は、一色しか見れなかった自然が、鮮やかな彩りになって来た。
それが、晴天にはより美しい風景に変わる。そんなことを考えている間に
もう4月だ。イギリスは、自然に溶け込んだ町や場所をたくさんもっている。
しかし、日本の四季でも春の桜の風景は世界のどの人が見ても、その美し
さに魅せられるのは言うまでもないだろう。
[イギリス土産]リッジウェイ紅茶 (海外 イギリス お土産 おみやげ 土産 みやげ)
編集者は、最近よく目にする放射性ヨウ素131という言葉が頭から離れ
ない。放射性物質と聞くと半永久的に存在する物質というイメージがある。
人間に害があると言われているその物質が弱くなって人間に影響しなくな
るのは果たして何年かかるのか?かつて世界にはソ連という国があった。
現在はウクライナ共和国だが、1986年、その国のチェルノブイリでも
今回の災害で起きた同様の原発で放射能漏れあった。その事故の規模は大
きく、今だに放射性物質が衰えず残っているとのことだ。それを考えると
福島原発が漏らした放射性物質は、あと何年間、その周辺の水道水から出
るのか?考えただけでも嫌に成る。現在、日本の一部の地域では、お店で
売られているミネラルウェータがよく売れている。海外では、水を買うこ
と習慣になっている国もある。ついに日本も水をボトルで買う習慣になる
のだろうか?少なくとも、水道水よりも安全なのは確かだ。
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